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今回は、PayPayカードゴールドを徹底解説します。
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≪画像元:PayPay≫
2022年11月下旬以降、「PayPayカードゴールド」の新規募集が開始されます。
これまでは一般カードしかなかったPayPayカードに、ゴールドカードが加わります。
概要は以下の通りです。
・ 年会費:1万1,000円
・ 国際ブランド:Visa、Mastercard、JCB
・ 還元率:1.5%
・ ETCカード:年会費無料
・ 家族カード:なし
・ 海外旅行保険:最高1億円
・ 国内旅行保険:最高5,000万円
・ ショッピング保険:最高300万円
≪画像元:PayPay≫
一般カードには縦型と横型の選択肢がありますが、ゴールドカードには横型しかありません。
一般カードの「P」は目立たない一方で、ゴールドカードの「P」はかなり目立ち、好みが分かれるところです。
「PayPayカード → PayPayカードゴールド」に切り替えた場合、「PayPayカード」とその付帯カード(ETCカード・家族カード)は退会扱いとなります。
切り替えたら、ETCカードは年会費無料で再度申込可能ですが、PayPayカードゴールドにはそもそも家族カードがないため、家族カードは発行できません。
概要はある程度分かったと思います。
ここからは、PayPayカードゴールドの特徴を深掘りしましょう。
一般カードの還元率は1%ですが、PayPayカードゴールドの還元率は1.5%です。
dカードGOLD、au PAYゴールドカード、楽天プレミアムカードのいずれも還元率は1%ですので、これは大きなアドバンテージです。
ただし、以下の商品・サービスを決済してもポイント還元されません。
・ PayPay決済
・ PayPay残高チャージ(ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い経由含む)
・ nanacoクレジットチャージ
・ ソフトバンクの利用料金(ワイモバイル、LINEMO含む)
ソフトバンクの利用料金(ワイモバイル、LINEMO含む)、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い経由のPayPay残高チャージについては、2022年12月以降、ソフトバンクポイントが付与されます。
また、Yahoo!ショッピング(ふるさと納税除く)、LOHACOでの決済は1%還元です。
≪画像元:ヤフージャパン≫
PayPayステップは、関連サービス利用状況に応じてPayPay決済時の還元率がアップするプログラムです。
現在の還元率は0.5%~1.5%ですが、「PayPayカードゴールド」の特典0.5%が上乗せされ、還元率は1%~2%になります。
PayPayカードゴールドの特典を受けるには、PayPay加盟店にて「PayPayあと払い」で決済する必要があります。
PayPayあと払い(一括のみ)、PayPayアプリを介したPayPayカード決済、PayPay残高チャージなどは対象外です。
≪画像元:ソフトバンク≫
PayPayカードゴールドユーザーは、ソフトバンク・ワイモバイル利用料金で高還元です。
ソフトバンクユーザーは利用料金1,000円(税別)ごとに最大10%、ワイモバイルユーザーは最大3%のソフトバンクポイントが還元されます。
ソフトバンクポイントは、PayPayポイントにも交換可能です。
PayPayカードゴールドで支払う必要はなく、家族の利用料金も同じ還元率です。
ソフトバンクについては、毎月のスマホ・携帯電話の利用料金に応じて貯まるソフトバンクポイント0.5%特典も含みます。
dカードGOLDと同じ感じですね。
以下の支払いは対象外です。
・ 機種代金
・ オプション料
・ 事務手数料
・ 消費税
・ ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い利用分
・ 家族などの料金を一括で支払いの場合
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い利用分が還元対象外なのは、痛いですね。
家族の利用料金については、2023年6月末までの期間限定です(延長の場合は3月上旬までに告知)。
上述の通り、利用料金をPayPayカードゴールドで支払っても、PayPayカードゴールドの1.5%還元は受けられません。
≪画像元:ソフトバンク≫
「SoftBank 光」「SoftBank Air」利用料金をPayPayカードゴールドで決済(ソフトバンク・ワイモバイルのスマホ・携帯電話との合算請求時)すると、利用料金1,000円(税別)ごとにソフトバンクポイントが最大10%還元されます。
また、「おうちでんき」「自然でんき」の利用料金をPayPayカードゴールドで決済(ソフトバンク・ワイモバイルのスマホ・携帯電話との合算請求時)した際の還元率は、利用料金1,000円(税別)ごとに最大3%(ソフトバンクポイント、PayPayポイント各1.5%)です。
電気料金が高くなる昨今、3%還元は大きいですね。
ただし、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーでない人がインターネット・電気を利用しても、還元率は1.5%にしかなりません(PayPayポイントで税込金額に対して還元)。
≪画像元:ヤフージャパン≫
PayPayカードゴールドユーザーは、通常月額508円かかる「Yahoo!プレミアム」を無料で使い放題です。
・ Yahoo!ショッピング、LOHACOで+2%還元(上限5,000円相当/月)
・ Yahoo!プレミアム会員限定の最大5%還元PayPayクーポン
・ 雑誌110誌が読み放題
など、さまざまな特典があります。
PayPayカードゴールドには、最高1億円(自動付帯)の海外旅行損害保険、最高5,000万円(利用付帯)の国内旅行損害保険が付帯します。
最近では、旅行傷害保険を廃止・縮小するクレカが多い中、PayPayカードゴールドはなかなかのスペックですね。
また、PayPayカードゴールドユーザーは、国内の主要空港ラウンジとハワイの主要空港ラウンジを利用可能です。
さらに、最高300万円のショッピング保険も付帯します。
旧ヤフーカードでは付帯していたショッピング保険、PayPayカードでは一転して廃止されましたが、PayPayカードゴールドで復活となりました。
≪画像元:PayPay≫
「PayPayカードゴールド」では新規入会特典を用意しています。
新規発行だけで2,000ポイント、申込月を含む2か月目の末日までに3回利用して5,000ポイントのPayPayポイントがもらえます。
過去にPayPayカード(旧ヤフーカード)やPayPayカードゴールドに申し込み、カード発行された人は対象外です。
既に退会した人、カード受取前に退会した人、あと払い登録のみした人も含みます。
「PayPayカード → PayPayカードゴールド」への切替も可能ですが、入会特典の対象にはなりません。
3回利用には、「PayPay」におけるPayPay残高での決済、PayPay残高へのチャージなど、一部対象外となる商品・サービスがあります。
PayPayカードゴールドは年会費1万1,000円と、年会費無料の優れたクレカもある中では、その高額さが気になります。
ただし、ソフトバンク利用料金(税別)に対して10%還元があるので、家族合わせて月9,170円以上のソフトバンクスマホ料金を支払っている人なら、それだけで年会費の元が取れます(当面2023年6月まで)。
月508円かかるYahoo!プレミアムの会費が無料のため、それだけでも年間6,096円が浮きます。
あとはガンガン使って1.5%還元を受ければ、さらにお得です。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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