経済圏利用者にとって、ポイントゲットの要となるのが、経済圏の金融サービス。

特にクレジットカードを連携させているという人も多いのではないでしょうか。

そんな便利なクレジットカードですが、最近不正利用が急増しているというデータが発表されました。

一般社団法人日本クレジット協会が2022年9月に発表した「クレジットカード不正利用被害」について発表では、2022年1月~6月までのクレジットカード不正利用被害額は206億円にも及んだということです。

クレジットカードは便利な一方で、現金と違い使用した金額に実感がなく、利用回数が多かったり、支払い月が利用月と異なると、実際の明細まで細かくチェックするのは面倒くさいものです。

しかし、最近クレジットカード不正利用の急増数をみると、しっかりと状況把握と対策が必要です。

ここでは昨今の「クレジットカード不正利用被害の傾向」と「楽天カードの不正利用チェック方法」そして「対策」を紹介します。

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昨今のクレジットカード不正利用被害の傾向

クレジットカード不正利用被害の傾向を紹介します。

カード番号が盗まれる番号登用率が増加

偽造カード等の被害は減少傾向である一方で、番号登用率が増加しています。

番号盗用されたクレジットカードは、非対面でのカード決済(Web、電話、FAXからでカードで支払う決済方式)で利用されています。

盗んだカード番号が不正利用されており、主にECサイトなどで悪用されているようです。

不正利用被害額は増加傾向

不正利用被害額は2016年以降、急激に被害額を増やしています。

また、クレジットカードの番号盗用被害額の割合も増加しており、新型コロナウイルス感染から、ネットショッピングの利用機会も増加したことが被害額につながっていると考えられます。

各事業者(ECサイト)の不正利用・なりすまし対策は不足が多い

各事業者でも、不正利用などの増加は認識しているものの、カード情報を入力する決済方法は、「なりすまし」と「本人」の見極めが難しく、対応に不足が多い状態です。

楽天カードの不正利用対策

不正利用対策を考えます。

まずは利用履歴を確認する(楽天e-NAVI)

楽天カードの利用明細を確認する場合、楽天カードが提供している楽天e-NAVIを利用しましょう。

楽天会員IDでログインすることができます。

月単位で明細が確認できるので、身に覚えのない利用がないかをチェックしてみましょう。

楽天e-NAVIにログイン

お支払い(ご利用明細) → ご利用明細をチェック

・ 楽天e-NAVI利用明細に身に覚えのない利用がないか確認しましょう。

・ 実際に利用した店名と記載されている利用店名称が異なる場合もあるため(決済代行サービスの名称の場合もある)、レシートや通販サイトの購入履歴、家計簿などと突合しましょう。

・ 楽天Edyの利用は店名などが明記されますが、楽天キャッシュへのチャージはその後の支払い先が分からないため、楽天PointClubの履歴と照合しましょう。

本人認証サービス(3Dセキュア)を設定する

本人認証サービス(3Dセキュア)とは

ネットショッピング利用時に「なりすまし」を未然に防止するため、本人認証パスワードを利用した追加認証サービスです。

登録は楽天e-NAVIから無料で行え、ご登録後はすぐに利用することができます。

本人認証サービス(3Dセキュア)設定方法

「お客様情報の照会・変更」 → セキュリティ「本人認証サービス(3Dセキュア)の登録・変更」 → 設定

「カード利用お知らせメール」を活用する

「カード利用お知らせメール」とは楽天カードを利用した後、最短翌日にカード利用に関する【速報版】が受信できるサービスです。

速報版は、利用日、利用金額、利用者の通知が確認できます。

利用金額が確定すると利用先や支払い方法などの詳細版が最短2日後に通知されます。

都度、発信されるため、身に覚えのないお知らせメールを受信した場合は要注意です。

「カード利用お知らせメール」設定方法

「お客様情報の照会・変更」

→ セキュリティ「カード利用お知らせメールの登録・変更」

→ 「カード利用お知らせメールのお申し込み内容」

→ 「入力内容の確認」

→ 「変更する」で設定完了

不正利用がされていた場合の対処法

不正利用を発見した場合、支払い停止の抗弁権による処置で対策することが可能です。

支払い停止の抗弁権とは

割賦販売法で定められていて、購入した商品が届かない、不良品や欠陥品など、販売店と消費者の間で問題が生じているときに、消費者はクレジット会社からの請求に対し、支払いを拒むことができる権利です。

ただし「支払い停止の抗弁権」は細かく条件が設定されているため、不正利用を発見した際は、すぐに楽天カード相談窓口に相談しましょう。

第35条(支払停止の抗弁)

楽天カード相談窓口

会員規約についてのお問い合わせ、相談、支払停止の抗弁に関する書面、および個人情報の開示・訂正・削除等については、下記お客様相談室まで相談してみましょう。

相談の際は、不正利用として疑わしい利用明細(日時、利用先、利用金額、利用者(本人または家族等))をあらかじめ整理してから窓口に電話するようにしましょう。

【お客様相談室】電話番号092-303-2198(平日9:30-17:30)

楽天カードの不正利用についてまとめ

新型コロナウイルス感染拡大を機に、ネットショッピングを利用する機会が増えたり、楽天経済圏を利用していて楽天カードをマネーブリッジで連携させポイントを得ているという人もいるかと思います。

便利でお得な一方でWEB上に残るカード番号や券面から、簡単にカード情報を抜き取れるのもクレジットカードの怖いところです。

ECを利用の際は、大型ショッピングサイトや大手決済代行サービスなどを仲介している安全性の高いサイトを利用するなど、怪しいショッピングサイトは利用しないなどの意識も大事です。

楽天e-NAVIは、ユーザーインターフェースもよく、家計管理の面でも小まめに覗いておくとよいサイトです。

普段からのセキュリティ対策や利用履歴のチェックとしての対策と合わせて活用していくと良いでしょう。(執筆者: 太田 玲世)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 クレジットカード「不正利用」急増中 楽天カードの利用チェック方法と対策