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【今週の日経平均を考える】7月8日ETF分配金捻出売りに警戒
チャートを細かく見ていきましょう。
5日線は、上向きとなり、株価も5日線の上を推移しています。
25日線は、下向きとなり、金曜日に上髭で25日線にタッチしました。
75日線は、上向きから横ばいとなり、金曜日には若干下向きとなっています。月曜日には75日線を25日線が上からデットクロスしてそのまま乖離しています。
並び順は75日25日5日の並び順で、安定下降となっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、2万7700円処を下向きで推移しています。
2万7000円処に重要な節目のラインがあり、そのラインと平行して下値メドのライン2万5500円があり、その中を推移しています。
下には3月15日高値2万5441円と16日安値2万4824円に開けた窓があります。7月4日5日に開けた窓は7日木曜日に埋めました。
上には6月10日13日に開けた窓、その上が6月9日10日に開けた窓があります。
長く続いた雲のねじれ期間が、やっと解消されるという場面ですが、結局雲の下を推移し雲に触れることない一週間でした。
3営業日後に日々線が向きを変え、転換線も下向きとなる為、引き続き弱さがみえます。遅行線は、上下どちらにも動ける位置ですが、4営業日後に天底一致もありえる位置です。
次の雲のねじれは7月25日です。
-1σからTPラインに戻しての週末入りです。バンドがそれぞれ均等に幅を保ち、波打っているのでBOX相場と見受けられます。
ちょうど50%の半分の値で角度のないゆっくりした動きで、上げ切らず下げ切らず、どっちつかずの一週間の推移でした。
MACDは、引き続き0ラインに到達せずに横ばいの状態です。ヒストグラムも大きく動くことなく、小さな動きにとどまっています。
月の満ち欠けですが、次回の満月は7月14日(スーパームーン)です。
下値を切り上げてパラボリックが好転継続となり、底堅い展開となっています。
節目の2万7000円を超えて、その上の2万8000円でのBOXとなるのか、このまま2万7000円を超えられずにもみ合うのか、さてどうなるでしょうか。
参議院選挙や安倍元総理大臣死去の影響は、結局海外投資家によって日本のマーケットがどう動くのかにかかっていますから、海外投資家が政権をどう見ているのか判断の分かれ目だと思います。
安倍元総理大臣の死去でアベノミクスの流れから金融政策での金融緩和が縮小されるのではないかという思惑で、為替が円高に振れ、金利は上昇しています。
どこまで影響が出るのか誰にもわからないことですが、日本の経済にも政界にもそして外交でも影響力があった安倍元総理大臣のご冥福をお祈り申し上げます。
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