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チャートを細かく見ていきましょう。
5日線は、上向き推移し、木曜日に株価は5日線を下回ったものの、金曜日には陽線で5日線に触れて終えています。
下向きだった25日線は、横向きに変化し、金曜日には5日線と接近。まもなくゴールデンクロスという場面で終えています。
75日線も、下向きに推移してきましたが、木曜日から若干横ばいへと変化しているため、収縮した3本の移動平均線が、上昇へと向かえば、75日線を下から25日線や5日線がゴールデンクロスをしてくる形となります。
並び順は75日25日5日線の並び順で、安定下降の並び順となっていますが、移動平均線が収縮して絡み合う可能性もあり、もみ合いからの放れた方向を確認していきたいです。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は下向きで推移し2万8,000円処を推移しています。下向きが若干横向きに変化してきました。
3月25日と4月21日と先週の5月18日の高値を結んだラインと、3月9日と5月12日を結んだラインが三角持ち合いとなっており、この三角持ち合いの放れが意識されるところです。
この三角持ち合いの重なる部分が6月にあるので、今週は、この範囲内での持ち合いという流れも考えられます。
三角持ち合いの上の抵抗ラインで3月25日、4月21日、5月18日を結んだラインに平行して、4月12日と5月12日を結んだラインが上昇フラッグ型を形成しているので意識していきたいです。
株価が雲の中に入ったかと思えば、雲の下限を割って、また雲に入るという展開で、なかなか雲の上に出られない1週間でした。
金曜日に遅行線が上向きになったことで、窮屈な場所から上に向かう可能性もでてきました。
株価が5月18日の高値を超えてきたら、基準線と転換線がクロスする為注目です。
+1σと-1σの間での推移となった一週間でした。バンドもほぼ横ばいで波打ち、バンドが大きく変形するまでは更なる横ばいの可能性もあります。
中折れを繰り返し、ずっと弱気シグナルが続いていましたが、やっと先週は買われすぎゾーン手前まできました。
更なる上昇をして買われすぎゾーンを超えていくのか、勢いがなく売られすぎゾーンへ下降してしまうのか確認していきましょう。
0ライン付近まで戻してきましたが、0ライン下で、うろうろとしている状況です。
0ラインを超えて上昇トレンドとするのか、0ラインに押されて下降トレンド継続とするのか見ていきましょう。
月の満ち欠けですが、次回の新月は5月30日、満月は6月14日(ストロベリームーン)です。
今週のスケジュールには、バイデン大統領の来日で日米首脳会談があり、さらに米国エヌビディアの決算発表にも注目です。
ハイテク株が大きく売られていますが、半導体関連のエヌビディアの決算発表の内容によっては動きがあるかもしれません。
26日にはFOMCの議事要旨の公表があり、この日までは動けないとの見方もありますが、FOMCでの発言等はある程度は公になっているので、織り込んでいるように思えます。
チャート上では三角持ち合いを作っており、煮詰まって放れたほうへ勢いが増す可能性がありますが、現状では何か大きな動きとなる材料があるのかと考えると、どちらともいえないところです。
今週もボラティリティに振り回されずトレードしていきましょう。(執筆者:城 晶子)
【今週の日経平均を考える】SQ値を下値として5月は推移していけるのか見極めの週
【今週の日経平均を考える】日経平均株価は三角持ち合いを形成中