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新たなカードについて、徹底解説しましょう。
「ウォルマートカードセゾン」新規申込終了 → 切り替えは「セゾンゴールド・アメックス」 セゾンカード利用で西友の5%引きも終了へ
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
2月24日より、「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード」(以下、マリオットボンヴォイ・アメックス)の申込が開始されます。
スタンダードなマリオットボンヴォイ・アメックス(以下、スタンダード)と、年会費が高額なマリオット・アメックス・プレミアム・カード(以下、プレミアム)の2種類です。
2種類のマリオットボンヴォイ・アメックスの概要は、以下の通りです。
異なる点をピックアップして紹介しましょう。
どちらのカードにも、100米ドル分のプロパティクレジットが付いています。
プロパティクレジットとは、Marriott Bonvoyウェブサイトまたはカスタマーセンター経由で、国内外のマリオットやセントレジスの連泊予約をすると、館内施設で使えるものです。
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
2種類のどちらにしようか、悩む人も多いでしょう。
個人的におすすめなのは「プレミアム」です。
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
マリオットボンヴォイ・アメックスに直接関係するステータスは、「シルバーエリート」「ゴールドエリート」「プラチナエリート」の3種類です。
ステータスによって異なる特典を、以下の表で紹介します。
上位ステータスほど、サービスが充実していますね。
プレミアムを持っているだけで、「ゴールドエリート」のステータスが自動付与されるのは、大きいでしょう。
スタンダードでゴールドエリートを目指すには、年間100万円以上利用しなければなりませんので。
上位ステータス獲得に必要な宿泊実績も、プレミアムの方が年10泊分多いので、プラチナエリートも獲得しやすいでしょう。
≪画像元:マリオット・インターナショナル≫
スタンダードと比較して、プレミアムの方が多くのMarriott Bonvoyポイントを獲得できます。
プレミアムは、一般加盟店でも付与率3%でMarriott Bonvoyポイントを獲得できます。
貯まったMarriott Bonvoyポイントは、
・ 無料宿泊
・ 航空券やレンタカーの手配
・ 芸術・エンタメなどの様々な体験
・ 「オークラニッコーホテルズ」の上級会員
・ 航空会社のマイル
などに交換可能です。
プレミアムなら、無料宿泊特典に手持ちのポイントを加えて、6万5,000ポイントのホテルまで宿泊できます。
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
プレミアムにはスマホ保険が付帯している一方、スタンダードには付帯していません。
旅行にあまり行かない人でも、この保険は有用です。
年間3万円(免責1万円)が上限ですから、画面のひび割れくらいは保険で対応できます。
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
「スターウッド プリファード ゲストアメリカン・エキスプレス・カード」(以下、SPGアメックス)というカードがあります。
こちらも、Marriott Bonvoyポイントが貯まります。
しかし、世界的には「SPGアメックス → マリオットボンヴォイ・アメックス」への切り替えが進んでいました。
そして日本でも、SPGアメックスは「プレミアム」に切り替わります。
2月23日までは、SPGアメックスへの新規申込も可能です。
ただし、SPGアメックスの無料宿泊特典は、2年目以降の年会費を支払わないともらえません。
こちらからプレミアムに新規申込をして、新年会費(4万9,500円)を支払うと、利用金額にかかわらず無料宿泊特典をゲットできます。
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
旅行に強いアメックスには、かつて「スカイトラベラーカード」というカードがありました。
このカードはあえなく完全消滅しましたが、SPGアメックスには後継カードとして「プレミアム」が用意されたのが、救いです。
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
問答無用ですぐに切り替わるわけではありません。
以下のスケジュールで、徐々にプレミアムへ切り替わっていきます。
・ 2/24:1枚目の家族カードの新規・更新分の年会費が無料に、スマホ保険開始、プラチナエリート取得プログラム開始など
・ 2/24以降:カードデザインと名称が変更
・ 5/11以降:基本カード・家族カード2枚以降の年会費が改定
・ 8/1以降:海外旅行傷害保険の適用条件が変更
自動切り替えですので選択肢はありませんが、SPGアメックスとプレミアム、どちらがお得か気になりますよね。
まずは、両者の概要をご覧ください。
カード利用のポイント付与率、ゴールドエリートの自動付与は、どちらも変わりありません。
プラチナエリートへの道が開けているのは、プレミアムの大きなメリットです。
年間400万円と決して低くないハードルですが、SPGアメックスでは宿泊数で実績を積まない限り、上位ステータスへの道は開けません。
スマホ保険が付いているのも、日常使いしやすいと思います。
家族カードの1枚目が年会費無料のため、本カード1枚+家族カード1枚の組み合わせなら、維持コストはSPGアメックスを下回ります。
100米ドルのプロパティチケット、羽田空港の手荷物宅配サービスも、SPGアメックスにはありません。
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
無条件で無料宿泊特典が付いているのは、SPGアメックスの大きなメリットです。
プレミアムで無料宿泊特典を付けるには、年間150万円利用しなければなりません。
本カード1枚のみ、または家族カードを2枚以上発行するなら、維持コストはプレミアムよりも抑えられます。
一部ながらも、SPGアメックスの海外旅行傷害保険は自動付帯です。
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
マリオットボンヴォイ・アメックスでは、入会キャンペーンを実施します。
カードの新規入会後3か月以内に30万円以上カード利用をすると、
・ スタンダード:1万ボーナスポイント
・ プレミアム:3万ボーナスポイント
が、通常のポイントに加えて付与されます。
新規入会の本カードのみが対象で、家族カードのみの申込の場合、SPGアメックスからの切り替え(退会済を含む)は対象外です。
2月24日、マリオットボンヴォイ・アメックスが誕生します。
スタンダードとプレミアムの2種類あり、SPGアメックスはプレミアムへ切り替えられます。
SPGアメックスを二極化させたのがスタンダードとプレミアム、といった位置づけでしょうか。
より高みを目指すなら「プレミアム」、よりコスト重視なら「スタンダード」です。
新規入会には、事前にMarriott Bonvoy会員番号が必要ですので、忘れず登録してください。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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