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貯蓄が少ない人にぜひおすすめしたいのが積立定期預金です。
※本記事では同じ性質を持つ「定期積立貯金」「定期積金」も積立定期預金として説明します。
契約期間(満期):
・あり(一般的には6カ月以上5年以内)
・なし(金融機関による)
最小積立金額:1,000円~
積立方式 ・普通預金からの自動振替で毎月一定額ずつ積み立てる:
・ボーナス月など特定の月に積立額を増額
・ATMから積立預金口座に入金する など
留意点 ・満期時の金利は積立時点に確定する:
・「積立期間+据え置き期間」が契約期間
参照:知るぽると
家計の状況に合わせて毎月無理なく貯蓄を増やせます。
例えば、5年契約毎で月5,000の積立定期預金を始めた場合、満期時の金額(元金)は30万円です。
このように、毎月少額ずつ積み立てても10万円単位の貯蓄となります。
積立定期預金は元本割れしません。
また、金融機関が破綻しても預金保険制度にによって「元金1,000万円+破綻日までの利息」が全額保証されます。
悲しいほど金利が低いことです。
例えば、一般的な定期積立預金の年利回りはわずか0.02%。
毎月5,000円×5年で積み立てても満期時の利息はわずか15円、利息から税金(20.315%)を引くと残る利息は11~12円になってしまいます。
このように、利息面ではほぼメリットがありません。
ただ、積立定期預金は安全かつ確実に貯蓄を増やせる点で万人におすすめできます。
比較的まとまった貯蓄がある人におすすめしたいのが「つみたてNISA」です。
利用できる人:日本に住む20歳以上の人
非課税の対象:国が選定した投資信託の分配金や譲渡益
所持可能な口座数:1人1金融機関1口座(NISAとの併用NG)
非課税投資枠:40万円/年(約3万3,000円/月)
非課税期間:最長20年
投資可能期間:2018~2037年
参照:金融庁「つみたてNISAの概要」
つみたてNISA口座を作るにあたっては、以上のことを必ず確認しましょう。
仮に10万円の利益がでた場合、本来は税金して納める2万315円も自分のものになります。
投資信託の販売手数料がゼロになります。
信託報酬が低いのも魅力です。
例えば、国内株インデックスファンドの信託報酬は0.5%以下に抑えられています。
つみたてNISAは投資信託であるため、積立定期預金より多くの利益が得られます。
つみたてNISAの投資信託は国が厳選した低リスク商品ですが、元本割れのリスクはあります。
現在NISA口座がある人は、NISA口座を解約してからつみたてNISA口座を開設する必要があります。
つみたてNISAの積立金は所得控除の対象とはなりません。
これらのメリット・デメリットも確認してからつみたてNISAを始めましょう。
DeCoは正確には「個人型確定拠出年金制度」ですが、広義では積立貯蓄の一種と考えてよいでしょう。
加入できる人:20歳以上60歳未満の人
最低拠出金額:5,000円
掛金の拠出限度額/月:
自営業者・学生等 6万8,000円
専業主婦等 2万3,000円
会社員 1万2,000~2万3,000円
公務員 1万2,000円
積立期間:60歳まで※2022年5月~ 65歳まで
手数料:
<国民年金基金連合会>
加入・移換時手数料(初回のみ):2,829円
加入者手数料(掛金納付の都度):105円
還付手数料:1,048円(※1)
<運営管理機関>(※2)
口座管理手数料等:金融機関により異なる
参照:iDeCo公式サイト
※1 国民年金の未納月がある場合にその月のiDeCoの掛金を還付(返却)する時に発生する手数料
※2 iDeCoの運営・管理を行う金融機関
iDeCoは人によって拠出限度額が異なる点に注意が必要です。
iDeCoは税制上の優遇が多いのが最大のメリットです。
また、iDeCo対象の投資商品が比較的低リスクな点もメリットだと言えます。
以上のデメリットから、iDeCoへの加入は自らの現状を考慮に入れた上で慎重に加入を検討する必要があります。
貯蓄が少ない人は、まず積立定期預金などの「守りの貯蓄」を行うのが先決です。
ただ、そこからさらに貯蓄を増やすためには、多少リスクを負ってもつみたてNISAなどの「攻めの貯蓄」を行うことも必要です。
それによって将来への安心材料が増えるでしょう。(執筆者: 元銀行員 大岩 楓)
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