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サインフェルド・メソッドとは、コメディアンのジェリー・サインフェルドさんが毎日途切れることなくネタを書き続けるために実践していた手法です。
習慣化したいことを実践出来た日にカレンダーに大きく×を書いていくと、その×がつながって長い鎖に見えます。
鎖を途切れさせないように意識することで物事が継続しやすくなるという方法です。
ポイントは「貯金・ダイエット・勉強」などに意識を向けるのではなく、ただ鎖を切らないこと=「行動の継続」に集中することです。
カレンダーに印をつけて可視化することで、「せっかくここまで続けたんだから鎖を切りたくない」という気持ちが習慣化を助けます。
目標を達成したいあまり、最初から大きな目標を立てると長続きさせるのが大変です。
また短期間で結果を出そうと焦ると、思ったような成果を感じられずモチベーションを維持するのが難しくなります。
習慣化を成功させるためには、小さなタスクを意識しなくても継続できるような仕組みづくりをすることが大切です。
【習慣化のコツ】
(1) 最初のステップは今の自分にとって簡単すぎることを選ぶ
(2) 生活動線上に実行する場所をつくる
(3) 細かいルールを決めない
(4) 毎日実行する
例えば「毎日100円貯金する」と決めてしまうと、100円玉がなかった時に継続が途切れてしまうので、柔軟に対応できる内容にしておくことをおすすめします。
また「月初にやる」「月曜日にやる」など、やる日とやらない日があるとうっかり忘れてしまう原因になるので簡単なタスクを毎日続ける方が成功しやすくなります。
筆者はサインフェルド・メソッドを活かして、小銭貯金をしています。
貯金箱に入れる金額は自由で、その時の気分によって1円の日もあれば奮発して1,000円の時もあります。
いくらでも良いので貯金箱に入金したら「目標達成」で、カレンダーに×を付けます。
帰ってきたら鞄を置く場所にカレンダーと貯金箱を用意しているので、鞄を置くついでにタスクを実行することができます。
最初は1円や10円を貯金箱に入れていましたが、だんだんカレンダーに×が付くのが楽しくなって、500円玉や財布の小銭を全部入れることが増えました。
簡単なタスクをチェックしていくことで達成感を可視化することができるのでモチベーションを持続しやすくなります。
筆者がカレンダーに×を書いていると長女が興味を示すようになったので、一緒に小銭貯金を始めてみることにしました。
100均で買ったディズニーのカレンダーとミニーの貯金箱を置いて、幼稚園から帰ってきたら貯金箱にお金を入れるようにしました。
半年続けてみて筆者は3万円、3歳の娘は2,500円貯めることに成功しました。
簡単なので子供にも実行しやすく、楽しんで貯金習慣を身に付けることができました。
貯金箱に入金するのが面倒なら、「スマホアプリで課金は○円以内にする」や「飲み物を買わない」など、自分にできそうな簡単なステップから始めてみると実行しやすくなります。
習慣化をサポートするアプリなどもありますが、アプリ自体を見なくなってしまう可能性もあるので、できればカレンダーを用意して生活動線上に貼っておくと嫌でも目に入って意識するようになります。
貯金を習慣化したいなら、ぜひ簡単なステップから始めてみてください。
(執筆者:川井 奈央)
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