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証券口座とは投資商品を購入、運用するのに必要な口座です。
銀行の普通預金口座や定期預金口座では投資商品を購入することはできません。
まずはいずれかの金融機関で証券口座を開設し、ご自身の預金口座から証券口座へ資金を移して投資商品を購入するという流れになります。
もちろん預金口座と証券口座は別々の金融機関でも問題ありません。
ではその証券口座、どこで開設できるのでしょうか。
よく目につくところで3つの金融機関が挙げられます。
・ 銀行
・ 証券会社
・ ネット証券
ほとんどの方がこのいずれかで証券口座を開設しているかと思います。
証券口座自体は複数開設することができますので人によっては銀行でも証券会社でも、はたまたネット証券でも口座を保有しているかもしれません。
ですが証券口座を開設する手間もかかるので、1つにしぼるなら断然ネット証券をおすすめします。
もちろん実際に投資するのもネット証券がおすすめです。
投資商品と一口にいってもさまざまです。
・ 株
・ 投資信託
・ ETF
・ 外国株
・ コモディティ商品
など挙げればキリがありません。
初心者の方にも人気の投資信託を例に考えてもその取扱商品数の多さはネット証券がダントツです。
投資に慣れてくると
・ インド株に投資するファンドを購入したい
・ 先進国のエネルギーセクターに投資するファンドを購入したい
・ オフィスビルに投資するREITを購入したい
などさまざまな興味が出てくる可能性もあります。
その際の選択肢が多いのがネット証券です。
「取扱商品が多ければ良い」というわけではありませんが、選択肢が多いに越したことはありません。
投資商品を購入するときに気にしないといけないことの1つに「手数料」が挙げられます。
投資信託を例にすると、購入時にかかる手数料は安いものだと「0%」です。
手数料なしの「ノーロード」といわれるファンドがこれに該当します。
対して高いファンドだと3%以上の購入時手数料がかかります。
100万円投資したとすると3万円が最初からマイナスということになりますので決して小さい金額ではありません。
また、運用手数料として差し引かれる「信託報酬」についても銀行や証券会社の商品は高めとなっております。
同じファンドでもどこで購入し、どこで保有するかによって手数料が変わりますので気になる方は是非調べてみてください。
銀行や証券会社は人件費やオフィス代などの経費を賄う必要があるので手数料が高めに設定されていると考えればわかりやすいと思います。
3つ目の理由が自分で商品を選んで投資することができる点です。
銀行や証券会社に相談すると手数料の高い商品をすすめられがちです。
理由は先にも解説した通りでさまざまな経費をまかなうために少しでも実入りの良い商品を販売したいからです。
ですが概して手数料の高い商品の投資成績は良くありません。
投資信託の世界では年間数%の利益が出せれば御の字、10%以上の運用成績を出せるファンドは限られたごくわずかなファンドのみです。
その数%を競う世界においてファンドを購入する度に3%、保有しているだけで毎年1〜2%程度の手数料がかかっていてはなかなか思うような結果は出せません。
ファンドの運用成績を決める重要な要素に手数料があるとお考えください。
ネット証券だと自分でじっくり吟味して投資するファンドを選択することができます。
手数料の安いインデックスファンドを気兼ねなく購入できるのもネット証券のおすすめポイントです。
ネット証券だと口座開設からファンド購入、売却、現金化まで全て自分で行う必要があります。
対して銀行や証券会社だと担当者に一から相談することができます。
ここをメリットとして銀行や証券会社での口座開設をおすすめする人もいるようですが、敢えて厳しいことをいいます。
その程度のことは自分で勉強するべきです。
今の時代は簡単に良質な情報に触れることができます。
書店に行けば投資初心者向けの書籍が山ほどあります。
ひと通り読んでいますが、どの書籍も内容はほとんど同じです。
つまり知っておくべき情報は決まっているということです。
多くの本に手を出す必要はなく、目についた一冊で構いません。
決して難しく膨大な内容ではありません。
本が苦手な方はYouTubeでも結構です。
たくさんのYouTuber達が良質な情報を無料で提供してくれています。
仕事終わりや休日のちょっとした時間を使えば理解できる内容ばかりです。
良質な情報があふれている中で、あえて手数料の高いファンドを購入させられるリスクを取る必要はありません。
投資の世界に限った話ではありませんが「情報のない人ほど無駄な支払いをさせられる」のが今の世の中です。
賢くマネープランを達成するためにもネット証券で投資を開始されることを強くおすすめします。(執筆者:FP歴10年 冨岡 光)
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