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日本発行のカードの国際ブランドは、おおむね次の4種類です。
これ以外にダイナースカード単独のブランド「ダイナース」があります。
使えるキャッシュレスは、Apple Payと、チャージしてポイントの貯まらないモバイルSuica、楽天Edy程度です。
海外ではVISA、Mastercardが圧倒的に有利なので、海外利用を想定している場合はこの2ブランドのいずれか必須です。
アメックスは決して万能ではありません。
日本発のブランドJCBは、東アジア、米国(Discoverと提携)は比較的通用しますが、それ以外では不安があります。
日本国内では、カード現物の決済であれば、どの国際ブランドでも差は感じにくくなっています。
アメックスもJCBと提携しているため、使えないことのほうが少ないでしょう。
世界で1番アメックスが通用するのが日本かもしれません。
国際ブランドによる国内の使い勝手の差はあまりないのですが、最近ではキャッシュレスアイテムとの組み合わせの利便性に差が生じるようになりました。
キャッシュレスとの相性は、国際ブランドだけの問題ではありません。
特に電子マネー(iD、QUICPay、Suica、楽天Edy等)については、ブランドの違いよりも、カード発行会社が提携しているか否かが問題になります。
カード発行会社と国際ブランドとの関連性により、だいたいの傾向は読み取れます。
キャッシュレスとの相性を、国際ブランド別に見てみましょう。
JCBブランドは、組み合わせのできるキャッシュレス手段が現状、少なめです。
組み合わせしづらいキャッシュレスアイテムは、次のとおりです。
JCBブランドのキャッシュレスは、QUICPay(Apple Pay、Google Pay)、d払い、楽天ペイといったアイテムが頼りです。
モバイルSuicaなら、ビューカード以外にセゾン、ヤフー、ライフカードなどならチャージ時にポイントが貯まります。
ファミリーマートの「ファミペイ」にJCBブランドのカードでチャージができるようになったのは明るいニュースです。
もっともチャージでポイントは貯まりません。
アメックスは「PayPay不可」など、キャッシュレスアイテムがやや少なめです。
頼りになるキャッシュレスは、JCBとおおむね一緒です。
ただしJCBと違い、au PAYに、すべてのアメックスブランドからチャージできるメリットはあります(ポイントが貯まるのは、楽天、セゾン等)。
VISAブランドは、2021年にApple Payに対応開始し、世界と日本で強いブランドになったと言えます。
au PAYにチャージできるカードが少ないです。
例外としてau PAYカード、エポス、セゾン、ビューカードでは、チャージができてポイントも貯まります。
4ブランドのうちキャッシュレスとの相性が最も優れているのは、さまざまなアイテムに対応しているMastercardです。
カード会社の多くはVISAとMastercardの両方を発行しているため、組み合わせの条件的にはVISAとほぼ同じですが、au PAYへのチャージに制限がないのがMastercardの強みで、結果キャッシュレス最強といえます。
特に各種キャッシュレスと相性のいいMastercardを3種類挙げておきます。
いずれも高還元率で年会費無料のカードです。カッコ内は気になるデメリットです。
日本ではずっと影の薄かったMastercardこそ、現代では最強ブランドです。
キャッシュレスとの相性で選ぶ場合は、まずMastercardをおすすめします。
JCBやアメックスは、2枚目以降にすると、Mastercardと補完しあえるでしょう。(執筆者:沼島 まさし)
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