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SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略です。
学校や会社でもSDGsを取り入れています。2015年に国連で採択されました。
内容は2030年までに世界で達成する17項目の目標です。
節約とは程遠い印象ですが、実は再利用や食品ロス、節電や節水など日々の節約ととてもちかい関係があります。
「手作りおもちゃ」は、節約だけでなくSDGsの目標12「つくる責任つかう責任」からもおすすめです。
小さいころから環境を考えた生活が求められています。
しかし、ネットや書籍で紹介されている「手作りおもちゃ」は、難易度が高く素人がすぐに作れるものは少ないです。
トイレットペーパーの芯で作る「わなげ」は針も糸も使わずに15分くらいで作ることができます。
材料は、トイレットペーパーの芯8個とビニールテープです。
トイレットペーパー全体にビニールテープを巻きます。
巻き終えた芯を2cmほどの幅に切ります。
これでわなげの輪が完成です。
的になる棒は、手作りしてもいいのですが、面倒ならば新聞紙を丸めて作ってもかまいません。
大人が棒を持ち、子どもが輪を通すように入れます。
手先が器用になってきたら「わなげ」ではなく、ひもにトイレットペーパーの芯で作った輪を通して「ひもつなぎ」をしてみるといいでしょう。
トイレットペーパーに巻くビニールテープの色を変えると色の勉強にも使うことができます。
書籍やネットで紹介されている手作りの「わなげ」は、紐を使って輪を作ったり、ペットボトルを動物に加工して的を作ったりと手間がかかります。
紹介したトイレットペーパーの芯を使った「わなげ」は、思い立ったらすぐに誰でも作ることができます。
筆者は、ホームウェアとして使うハーフパンツの紐は抜いています。
ウエストがゴムのズボンも紐は抜いています。
抜いた紐は伸縮性があり、捨てるにはもったいないので保管していました。
ズボンなど服に使われている紐は、端がほどけないように固く処理されています。
「紐通し」は、小さな穴に紐を通して遊ぶおもちゃです。
端が固く処理されたズボンの紐は、小さな穴を通すのに適しています。
材料はダンボール板1枚とズボンの紐だけです。ダンボール板に小さな穴をあけます。
穴はウサギや熊の形になるように点々と開けます。
穴で形ができたら、顔の部分に目や口を描いて完成です。
あとは、穴に沿って波縫いをする要領で紐通しをします。
子どもの発達に応じて穴の大きさを変えましょう。
紐を通していくと、徐々に動物の形があらわれるため、子どもはゴールに向かって集中することができます。
手先を使った遊びは、集中力を高めることに役立ちます。
幼稚園に入園する頃になると、文字や数字を使える子どもも増えてきます。
ノートやワークブックで勉強してもいいのですが、遊びながらひらがなや数字を覚えられるおもちゃが「ひらがな(数字)パズル」です。
材料は、ペットボトルキャップだけです。
作り方は、ペットボトルキャップの上面にひらがなや数字を書くだけです。
好きなように並べ替えることで言葉を作ることができます。
上面に柄が印刷されているペットボトルキャップは、100均で売っている丸いシールを使って柄を隠します。
最初にシールにひらがなを書いてしまえば、あとは貼るだけで完成です。
ひらがなを覚えるための知育玩具はたくさん売っていますが、小さなものでも1,000円が相場で木製になれば3,000円以上になります。
ひらがなや数字の知育グッズは、覚えてしまうと出番が激減します。
まずは、手作りおもちゃで様子をみてから購入してもいいのではないでしょうか。
ペットボトルキャップを使うと簡単におもちゃを作ることができます。
ふたつのペットボトルキャップをあわせて、中にお米を入れれば小さなマラカスの完成です。
穴をあければ大きなビーズにもなります。
ただし、ペットボトルキャップを使うおもちゃは、なんでもかんでも口に入れる年齢の子どもには適していません。
ペットボトルキャップは、口の中に入れてしまうと危険です。
遊ぶときには大人の目が届くところで使用してください。
先日発表されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)では、今のままの生活を続けていけば2100年には過酷な気候になる予測が発表されました。
これからを生きる子どもたちのためにも再利用やリサイクルという節約をしながら、地球環境のこともあわせて考えていきましょう。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)