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10月1日より、Kyashは以下の3点で大きく変化します。
従来のキャッシュバックは自動的な一方で、還元されたポイントは自分で「1ポイント=1円」のレートでKyash残高への交換手続きをする必要があり、マメでない人は交換手続きを忘れるかもしれません。
詳しい発表はありませんが、ポイントには有効期限が設定されている可能性があります。
これまでは、リアルカード・バーチャルカードのいずれも2%のキャッシュバックでした。
しかし、10月1日からは有効化されたリアルカードが1%のポイント付与、バーチャルカードは0.5%のポイント付与と改悪されます。
特にバーチャルカード利用者にとっては、お得度が4分の1に減らされてしまうので大改悪ですね。
Kyash自体の変更とは関係ありませんが、10月から「キャッシュレス・消費者還元事業」が開始されます。
対象店舗でキャッシュレス決済を利用すると、2%~5%のポイント還元を受けられる制度です。
Kyashはその対象となっており、対象店舗で利用(クレジット・QUICPay)すると2%か5%のポイントが上乗せされて還元されます。
少しでも還元率の低下を防ぐには、リアルカードの発行が必須です。
しかし、リアルカードが手元に届いたら、リアルカードの情報を登録して「リアルカードの有効化」の手続きをしないと、リアルカードを使えず1%のポイント還元を受けられません。
バーチャルカードを使っていた方は、残高や利用履歴こそ引き継がれるものの、カード番号などはリアルカードの情報に上書きされます。
バーチャルカードをネットショッピングに登録している人は、リアルカードの情報に更新してください。
還元率で改悪のあったKyashですが、クレジットカードを紐づけてのポイント二重取りは依然として可能です。
Kyashに紐づけできるカードは、「Visa/Mastercardブランドのクレジットカード・デビットカード」で、合計5枚まで登録可能です。
ここからは、Kyashと紐づけするのにおススメのカードを紹介しましょう。
三井住友カードの新規入会者を対象に、利用金額の20%を還元するキャンペーンが実施されています。
疑問に思ったので、「Kyashへのチャージが20%還元か」を三井住友カードに問い合わせたところ、「還元対象」とのうれしい返事をいただきました。
キャンペーンの詳細は、以下をご覧ください。
還元率重視ならば、1.5%の付与率を誇る年会費無料のリボ払い専用カード「DCカードジザイル」です。
リボ払いがネックですが、手続きをすれば実質1回払いカードとしての利用もでき、リボ払い手数料がかかりません。
付与率こそ1.25%と若干落ちますが、たまったポイントを「Jデポ」に変換すれば翌月以降の請求予定金額から差し引かれますので、ポイントの失効や使い道で頭を悩ませることもありません。
現在、Kyashを登録可能な主なスマホ決済サービスは、PayPay・Origami Payしかありません。
しかもPayPayにKyashを登録してもPayPayからの還元がなく(クレジットカードからの還元はあり)、PayPayの大きなメリットであるキャンペーンの対象外です。
そこで、PayPay対策として「ヤフーカード」を持っておくといいでしょう。
ヤフーカードをPayPayに設定すれば、利用金額の1.5%分のPayPayボーナスと1%分のクレジットカードポイント(Tポイント)の二重取りが可能です。
もちろん、PayPayの高還元キャンペーンの対象にもなります。
かつて、楽天ペイではKyashを登録可能だったため、「クレカ+楽天ペイ+Kyash」のポイント三重取りが可能でした。
しかし、9月24日、楽天ペイから「登録カードにおける本人認証サービス(3Dセキュア)の導入」が発表され、Kyashを登録しようとしても3Dセキュア未対応のKyashが登録できない事象が報告されています。
また、旧バージョンの楽天ペイアプリは9月30日以降利用不可となり、3Dセキュアに対応した新バージョンしか利用できません。
これらの情報を総合すると、楽天ペイにKyashを登録することはできないという結論になります。
そこで楽天ペイにおすすめなのが、還元率1%の楽天カードです。
楽天ペイのキャンペーン時は、「登録カードが楽天カード」という条件が設定される場合もありますので、キャンペーンを最大限活用するのに使えます。
10月からの改悪により、Kyashは自動キャッシュバックではなく交換手続きが必要なポイント還元へと変わり、ポイント還元率も2% → 最大1%と半減しますが、
紐づけするクレカを再検討する
などすれば、まだまだ使い道はあります。
依然として、クレカと紐づけできるプリペイドカードの中では、Kyashが最高クラスの還元率には違いありません。(執筆者:角野 達仁)
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