以下は、フィスコソーシャルレポーターの相場観察男氏(ブログ「相場観察チラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年2月7日12時に執筆

現在のビットコイン(Bitcoin)、イーサリアム(ETH)、モナコイン(MONA)、リップル(XRP)をテクニカルで分析していきたいと思います。

■仮想通貨のトレード材料
・リヒテンシュタインが仮想通貨投資を検討:ポジティブ
リヒテンシュタインのアロイス皇太子が、ブロックチェーン技術や仮想通貨の技術は王族の富を回復させる一つの方法であると語ったとの報道。

・テザー(Tether)疑惑:【継続】ネガティブ
アメリカ最大の取引所であるビットフィネックス(Bitfinex)と、仮想通貨テザー(USDT)を発行する会社・テザー社に対し、米国商品先物取引委員会(CFTC)が召喚状を送付(両者の株主は共通)。

仮想通貨テザーはドルとの1:1の交換比率を維持(つまり、テザーの総発行数と同じ米ドルを保有)するとしていますが、テザーを発行する度、ビットコイン(Bitcoin)を購入しているのではないか?との疑惑が持ち上がっています。

・金融当局、政府関係者による規制観測:【継続】ネガティブ
中国政府が、リスクが高い投資規制強化策の一環として、仮想通貨の売買や仮想通貨を用いた新規公開に関するウェブサイトへのアクセスを阻止する計画と、国営メディアが伝えています。

その他、インド、韓国、欧州の規制当局などの発言には要注意。

・コインチェック問題:【継続】ネガティブ
コインチェックから580億円分のネム(NEM)流出問題が継続中。一部韓国の情報機関によると、コインチェックへのハッキングに、北朝鮮のハッカーが関与した可能性も指摘されています。

■ビットコイン(Bitcoin)のトレード戦略
ビットコイン(Bitcoin)の現在価格は、843,000円近辺。

分析の起点を、
7月16日日足 安値 203,032円 / BTC
12月7日日足 高値 2,400,000円 / BTC
とすると、両起点の差は、2,196,968円 / BTC。

昨日の記事では、『フィボナッチ指数の78.6%戻しの水準である670,000円 / BTC台が次の防衛ポイントとなる』と記載しましたが、650,000円 / BTCまで売り込まれた後反発。

下げすぎた分、短期的な小康状態にあります。仮に、短期的なリバウンド局面となるとすると、目安は今回の下落幅の23.6%戻しの水準である1,076,000円 / BTC水準。

どちらにせよ、今後のビットコイン(Bitcoin)の値動きに関しては、仮想通貨・テザー(Tether)問題に左右される展開が続くと見ており、一刻も早いテザー(Tether)疑惑解明が待たれるところです。

■イーサリアム(ETH)のトレード戦略
イーサリアム(ETH)の現在価格は、87,000円 / ETH水準。

分析の起点を、
11月12日日足 安値 33,901円 / ETH
1月10日日足 高値 186,009円 / ETH
とすると、両起点の差は、152,108円 / ETHとなります。

イーサリアム(ETH)もビットコイン(Bitcoin)同様に、フィボナッチ指数の78.6%戻しの水準である66,000円 / ETH近辺まで下落した後、反発しています。

今回の下落幅の23.6%戻しの水準である89,000円 / ETH付近に近づいてきており、この後、このポイントを上抜けてくるかどうか?が焦点となってきます。

■リップル(XRP)のトレード戦略
リップル(XRP)の現在価格は、81円 / XRP水準。

反発局面でもチャートは力強さに欠いており、完全に崩壊した状態で浮遊している印象です。

日柄が必要になってきますが、短期・中期・長期の移動平均線がゴールデンクロス後、全て上向きになってくるまではじっと我慢の時かもしれません。

■モナコイン(MONA)のトレード戦略
モナコイン(MONA)の現在価格は、400円 / XRP水準。

昨日の記事でも記載しましたが、300円〜280円 / MONA台が最後の抵抗ライン。ここを耐えることができれば、リップル(XRP)同様に次の上昇の準備段階入りと考えています。

毎日執筆中のブログでは、株式相場全体の見通し、市場で注目されるテーマ株や急騰株、為替取引、投資信託やインデックス投資、仮想通貨や米国株などを独自の視点で分析、資産構築の為の情報をチャート画像付きで発信しています。

「相場観察男 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「相場観察チラシの裏」が出てくると思いますので、一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。

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執筆者名:相場観察男
ブログ名:相場観察チラシの裏



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情報提供元: FISCO
記事名:「 相場観察男:2月7日(水)、仮想通貨のトレード戦略【FISCOソーシャルレポーター】