Flexa Networkは、アメリカのETH基盤の決済サービスであり、2019年9月にサービスが開始された。暗号通貨の決済における「トランザクション完了まで一定時間が必要」、「チェーンが2本できた場合、一方は破棄される場合があり、決済が完了するかが不確実」、「小売事業者にとって価格変動が大きいのはリスクが大きい」といった課題の解決を目指す。

ユーザーが秘密鍵を保管しない「カストディ型」ウォレットのスマホアプリサービス「SPEDN」では、ユーザーはアプリに暗号資産を預けておき、いつでも利用することができる。ユーザーが預けた暗号通貨はGeminiのカストディで管理される。Flexa Networkに対応する小売事業者であれば、即時に決済することができ、決済時点での価格レートで換算した法定通貨がFlexa Networkから小売業者に支払われる(暗号資産から法定通貨への交換はGeminiで行われる)。

決済時には実際のブロックチェーン上でのトランザクションは不必要であり、Flexa Networkは1~2%の決済手数料を徴収する。決済にはBTC、BCH、ETH、LTC、Zcash、GUSDが利用可能であり、アメリカの大手食料品スーパーであるWhole Foodsなどが決済に対応している。

基盤トークンAMPを用いた決済サービスも提供されている。こちらはユーザーが秘密鍵を保管する「ノンカストディ型」であるが、即時決済ができ、店舗側もすぐに法定通貨を受け取ることができる仕組みである。この仕組みでは、ウォレット業者がAMPをステーキングする。AMPをステーキングすると、決済手数料の一部がトークンホルダーに分配される。

出所:DefiPulse

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情報提供元: FISCO
記事名:「 DeFiプロジェクト「Flexa Network」【フィスコ・暗号資産コラム】