楽天株式会社< 4755>が、2月12日の決算説明会の中で、3月18日に決済アプリ「楽天Pay」のアップデートを行うと発表。楽天の電子ポイントや電子マネーである「楽天ポイント」、「楽天キャッシュ」、「楽天Edy」、「楽天Pay」をすべて同アプリに統括して利用できるようになる。また、将来的には仮想通貨決済にも対応するのではないかと期待させるような新組織体制も発表された。

楽天は2018年8月、連結子会社の楽天カードを通じて仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」の全株式を買収したと発表。仮想通貨事業に乗り出していた。

この度発表された2018年度通期及び第4四半期の決算報告資料では、4月からの組織体制変更を発表。4月からは決済事業を統括する楽天ペイメント株式会社を新設し、みんなのビットコインは楽天Edyとともに同社の子会社とする新組織図が公開されている。この点から、公式には発表されていないものの3月の楽天Payのアップデートには仮想通貨決済も含まれるのではないかと注目されている。

楽天は、昨年仮想通貨取引所の買収に乗り出している他、楽天の創業者である三木谷浩史氏が代表理事の一般社団法人 新経済連盟が14日「暗号資産の新たな規制に関する要望」を金融担当大臣宛てに提出してイノベーションを阻害しない法規制を訴えるなど積極的な活動が目立つ。

電子ポイントや電子マネー、バーコード、QR、クレジットカード決済など様々なキャッシュレス決済を統括する楽天Payの新たなアップデートに仮想通貨対応も含まれることになるのか、動向に注目だ。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 楽天、4月から新体制へ 仮想通貨決済もエコシステムに導入なるか【フィスコ・仮想通貨速報】