マネックスG<8698>は6日、仮想通貨交換業のみなし業者であるコインチェックの全株式を36億円で取得し、完全子会社化すると発表。東証1部に上場しているマネックスGの株価は、本リリースに反応する格好で13時時点でストップ高となっている。

コインチェックは、2018年1月26日の不正アクセスによる仮想通貨NEM(ネム)の不正送金に関し、関東財務局から業務改善命令を受け、経営管理態勢及び内部管理態勢の改善を図っている途上にある。マネックスグループは、オンライン証券業界で創業以来培ってきた経営管理やシステムリスク管理のノウハウや人材および、顧客資産保護の体制を最大限活用することにより、顧客が安心して利用することができるようコインチェックの体制を整備していく方針だ。

また、子会社化に伴いコインチェックの和田代表取締役社長及び大塚取締役COOは経営責任をとり取締役を退任。新たなガバナンスの下で、システム等の担当として業務執行にあたるようだ。なお、新たな代表取締役には、現マネックスグループ株式会社取締役兼常務執行役の勝屋敏彦氏が就任する予定となっている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 マネックスG、コインチェックを完全子会社化へ【フィスコ・仮想通貨速報】