イーサリアムをベースにして開発されたトークンでBATは8日、正式に米主要仮想通貨取引所であるコインベースに上場を果たした。

    コインベースは7月13日にBATの上場を発表。発表を受けて、BAT価格は27%急伸し、その後、3カ月ぶりの高値となる1BAT=0.45ドルをつけた。しかし、8日の正式上場後、9日には利食い売りが加速し、価格は急落。前日比20%安の1BAT=0.30ドルで推移。テクニカルでは支持線を割り込んだため、弱気相場入りで1BAT=0.22ドルを目指す展開との見方も浮上した。

    このようなパターンは初めてではない。ゼロエックス(0x/ZRX)やイーサリアムクラシック(ETC)でも同じく、取引所上場決定を材料にした買いにいったん上昇したあとで、正式上場を受けて、価格が急落している。

 ZRXは10月16日にコインベースに上場された。翌日に価格は8週間ぶりの高値1ZRX=1.09ドルまで上昇した。しかし、その後下落基調となり、本日9日には高値から33%下落した水準で推移している。イーサリアムクラシック(ETC)も8月16日にコインベースに上場された際1ETC=15.09ドルの高値をつけるが、1週間後には20%下落。現状では1ETC=9.55ドルと高値から37%安付近で推移している。「噂で買い。事実で売る」トレードが続いた。

    

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情報提供元: FISCO
記事名:「 BAT急落、コインベース効果が上場後に大きく後退【フィスコ・アルトコインニュース】