米国クリーブランド連銀のメスター総裁は14日、ブルーンバーグとのインタビューに応え、「デジタル通貨はリスクと利益をもたらす」と指摘した。中央銀行によるデジタル通貨に関しても、リスクや政治的な問題に直面すると言及。FRBがデジタル通貨を発行する権利があるかどうかは明確ではないと加えた。

FRBのパウエル議長は11,12日に行われた議会証言において、フェイスブックが推進している「リブラ」プロジェクトが「注意喚起」となり、他国の中銀と協調してデジタル通貨に関して研究していることを明らかにした。その中で、デジタル通貨の短所と長所を天秤にかけていく。対処しなければならない問題も多いとしており、実現するかどうかは不明確。しかし、理解を深める責任があるとしている。

仮想通貨の投資家の間では米国もいずれデジタル通貨を導入せざるを得なくなるとの見方も浮上し、相場を支えた。ビットコインは14日反発。上値を探る展開となった。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米クリーブランド連銀のメスター総裁、中銀のデジタル通貨、リスク、政治的問題に直面【フィスコ・ビットコインニュース】