マイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)機器を開発する中国のEBANG(翼比特)は、10nmプロセスの新機種ASIC(マイニングに利用される集積回路)E11シリーズを発表した。同社は、マイニング用半導体シェアトップの中国大手ビットメイン社のASIC競合相手である。E11シリーズはビットメイン社のASICよりもハッシュレート(マイニング速度、具体的には1秒あたりの計算回数を指す)、電力消費効率ともに高性能な数値であると公表されている。

一方、ビットメイン社は9月21日に機能向上させた7nmプロセスの新ASICを発表予定だと明らかにしており、実際にはどちらのASICがより高性能となるのかが今後注目される。

日本企業では、GMOインターネット<9449>が今年5月、自社開発による仮想通貨のマイニングマシン「GMOマイナー B2」の販売を開始した。また、半導体の開発を手がけるトリプルワンも、ビットコインのマイニングマシンに使う半導体チップ「KAMIKAZE」を開発するなどマイニング機器市場へ参入している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ビットメインの競合EBANG、高性能な新機種ASICを発表【フィスコ・ビットコインニュース】