米国のモバイル決済企業であるSquare, Inc.(スクエア)は工業融資会社のライセンスを取得するための申請をとりあえず取り下げた。スクエア社は昨年、米連邦預金保険公社(FDIC)に申請していた。ライセンスを取得することにより、預金を集めるなど、銀行と同様のいくつかのサービスの供給が可能になる。本年5月、ジャック・ドーシー最高経営者(CEO)は、「顧客はキャッシュアプリを銀行口座として利用することになる」と言及していた。

スクエアがCNBCに対して出した声明によると、「ユタ州の金融機関部門(DFI)に出した申請は依然、有効」としたほか、修正、強化したのち、再度、FDICに申請する可能性があるとした。「スクエアキャピタルは、金融システムと十分なサービスを受けていないものとの橋渡しをする独自の立場にある。我々は引き続きFDICとユタ州のDFIと申請に関して綿密に取り組んでいく」とした。

仮想通貨ビットコインは5日、この報道を受けた失望感に下落。1BTC=6696ドルから6450ドル近辺まで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 BTC下落、スクエアがFDICへの工業融資会社ライセンス申請取り下げ【フィスコ・ビットコインニュース】