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2日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1097.95ポイント安(-0.81%)の134906.06で引けた。日中の取引レンジは134496.71-136003.81となった。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。4-6月期の国内総生産(GDP)が翌3日に発表されるため、神経質な展開となった。また、米株式市場がレーバーデーで休場となったため、ブラジル市場も積極的な買いは手控えられた。一方、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待などが引き続き指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2545.07 -3.97%
2日のロシア株式市場は大幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比105.25ポイント安(-3.97%)の2545.07ポイントで引けた。日中の取引レンジは2540.49-2627.58となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利上げ懸念が嫌気され、売りが広がった。また、欧米が対ロ制裁を緩めない姿勢も懸念された。ほかに、米国市場はこの日、レーバーデーで休場となったため、ロシア市場も積極的な買いは手控えられた。
【インド】SENSEX指数 82559.84 +0.24%
2日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比194.07ポイント高(+0.24%)の82559.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同42.80ポイント高(+0.17%)の25278.70で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が支援材料。また、8月の物品・サービス税(GST)の徴収額が前年同月比で10%増加したとの報告も、財政支出の拡大期待を高めた。ほかに、外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。FIIはこの日まで3日連続の買い越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 2811.04 -1.10%
週明け2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比31.18ポイント安(-1.10%)の2811.04ポイントと反落した。2月6日以来、約7カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
投資家心理がやや悪化する流れ。中国の景気懸念や、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が重しとなっている。中国国家統計局が8月31日に公表した8月の購買担当者景気指数(PMI)は、非製造業PMIが小幅ながら前月から上昇したものの、製造業PMIは改善見通しに反し前月から低下した。6カ月ぶりの低水準に落ち込んでいる。また、人民銀が2日に実施したリバースレポを通じた資金供給は35億人民元にとどまり、満期分との差し引きでは4675億人民元の市中資金を吸収した。リバースレポを通じた資金は今週、週間で1兆4018億人民元が満期を迎える。
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