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4日のブラジル株式市場は5日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比229.52ポイント安(-0.19%)の121802.06で引けた。日中の取引レンジは120878.36-122031.66となった。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。国内総生産(GDP)の上振れが好感された。1-3月期のGDP成長率は2.5%となり、前期の2.1%と予想の2.3%を上回った。
【ロシア】MOEX指数 3186.93 +1.45%
4日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比45.51ポイント高(+1.45%)の3186.93ポイントで引けた。日中の取引レンジは3138.25-3201.53となった。
おおむねプラス圏で推移し、終盤上げ幅を拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、早期の米利下げ期待の再燃も外資の流出懸念を後退させた。一方、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 72079.05 -5.74%
4日のインドSENSEX指数は大幅反落。前日比4389.73ポイント安(-5.74%)の72079.05、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1379.40ポイント安(-5.93%)の21884.50で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を大幅に拡大させた。モディ首相が率いるインド人民党(与党)の得票数が取引中、思わしくない展開を示したことが警戒され、売りが優勢。なお、総選挙の開票結果では、与党が過半数を維持して勝利したものの、議席は大幅に減少した。また、国内外投資家がそろって売り越しに転じたことも指数の足かせとなった。
【中国本土】上海総合指数 3091.20 +0.41%
4日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.71ポイント高(+0.41%)の3091.20ポイントと4日ぶりに反発した。
自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は前日まで続落し、4月25日以来の安値水準に落ち込んでいた。資源価格の下落や、一部産業の業績不安などで売り先行したが、指数は後場途中からプラスに転じた。中国景気の持ち直しも改めて意識される。3日発表された5月の財新中国製造業PMI(民間集計)は予想を上回る51.7に上昇し、景況判断の境目となる50を7カ月連続で超えている。約2年ぶりの高水準だ。米格付け大手ムーディーズは3日、2024年の中国経済成長率予測を4.0→4.5%に引き上げている。
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