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17日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比770.21ポイント安(-0.60%)の128523.83で引けた。日中の取引レンジは128311.94-129296.43となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外市場の下落を受け、ブラジル株にも売りが広がった。また、早期の米利下げ期待の後退も外資の流出懸念を強めた。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。一方、経済指標の改善が指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 3185.23 +0.18%
17日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.78ポイント高(+0.18%)の3185.23ポイントで引けた。日中の取引レンジは3169.99-3189.26となった。
売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料となった。一方、指数の上値は重い。早期の米利下げ期待の後退が外資の流出懸念を強めた。また、海外株の下落もロシア株の売り圧力を高めた。
【インド】SENSEX指数 71500.76 -2.23%
17日のインドSENSEX指数は続落。前日比1628.02ポイント安(-2.23%)の71500.76、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同460.35ポイント安(-2.09%)の21571.95で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。早期の米利下げ期待の後退を受け、外資の流出懸念が強まった。また、2024年度の政府予算が2月1日に発表される予定となり、積極的な買いは手控えられた。ほかに、格付け会社フィッチ・レーティングスがインドの格付けを「BBB-」に据え置いたことが足かせに。フィッチは最新リポートで、インドの長期外貨建て発行体デフォルト格付けを「BBBマイナス」に据え置き、見通しを安定的とした。「脆弱な財政状況が格付けの最大の制約になっている」と指摘した。
【中国本土】上海総合指数 2833.62 -2.09%
17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比60.37ポイント安(-2.09%)の2833.62ポイントと3日ぶりに反落した。2020年5月以来の安値水準に落ち込んでいる。
中国経済の先行き不安が強まる流れ。取引時間中に公表された2023年第4四半期(10-12月)の国内総生産(GDP)成長率は5.2%となり、前四半期(7-9月)の実績(4.9%)から拡大したが、市場予想(5.3%)には届かなかった。12月の月次統計では、不動産関連の低迷が続き、小売売上高も予想を下回っている。少子高齢化による国力低下も懸念。23年の出生数は7年連続で前年を下回り、中国建国以来の最少となった。
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