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21日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1377.84ポイント高(+1.05%)の132182.02で引けた。日中の取引レンジは130822.35-132276.93となった。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、早期の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3073.57 -1.00%
21日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比31.09ポイント安(-1.00%)の3073.57ポイントで引けた。日中の取引レンジは3050.00-3095.01となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、欧州市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた。ほかに、米中対立への警戒感などが輸出の伸び鈍化懸念を高めた。
【インド】SENSEX指数 70865.10 +0.51%
21日のインドSENSEX指数は小反発。前日比358.79ポイント高(+0.51%)の70865.10、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同104.90ポイント高(+0.50%)の21255.05で取引を終えた。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。インドへの外資流入が加速していることが好感された。10月の外資流入額は約59億米ドルとなり、21カ月ぶりの高水準を記録している。また、経済の安定成長見通しも改めて支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2918.72 +0.57%
21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比16.61ポイント高(+0.57%)の2918.72ポイントと反発した。
自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数はこのところ下落基調を強め、足元では約1年2カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。21日も朝方は安く推移していたが、前引けにかけてプラスに転じている。当局の相場テコ入れスタンスも意識された。「国家隊」と呼ばれる政府系ファンド、中国国新控股有限責任公司は今月、ハイテク系中央企業で構成されるインデックスファンドを連日で買い増した経緯がある。また、中国経済の先行き不透明感が根強い中、当局の景気支援策に対する期待感も改めて高まった。経済成長を促すため、当局は預金準備率の引き下げなど金融面での支援を継続するとの観測も続いている。
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