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13日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比3062.05ポイント高(+2.42%)の129465.08で引けた。日中の取引レンジは126,298.76-129,793.35となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を急速に拡大させた。早期の米利下げ期待の高まりが好感され、ブラジルなど新興国市場に買いが広がった。また、国内の利下げ期待も支援材料。なお、ブラジル中央銀行が14日の日本時間未明、政策金利であるセリック金利を市場予想通り年12.25%から11.75%に引き下げると決定した。ほかに、通貨レアル高がブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3032.22 +0.41%
13日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.33ポイント高(+0.41%)の3032.22ポイントで引けた。日中の取引レンジは3,002.38-3,043.42となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米長期金利の低下が支援材料となり、ロシアなど新興国市場に買いが広がった。また、欧州市場の上昇も支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて積極的な買いは手控えられた。
【インド】SENSEX指数 69584.60 +0.05%
13日のインドSENSEX指数は強含み。前日比33.57ポイント高(+0.05%)の69584.60、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同19.95ポイント高(+0.10%)の20926.35で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。経済指標の上振れが好感された。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は11.7%となり、前月の6.2%(改定値)と予想の10.5%を上回った。また、インフレ率が予想を下回ったことも支援材料。11月のインフレ率は5.55%となり、前月の4.87%から加速したが、予想の5.78%を下回った。外部環境では、米長期金利の低下などが外資の流出懸念を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 2968.76 -1.15%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比34.68ポイント安(-1.15%)の2968.76ポイントと4日ぶりに反落した。
中国経済の先行き不安が投資家心理の重しとなる流れ。政策期待もやや後退している。翌年の経済政策方針を決める中国の重要会議「中央経済工作会議」は、2日間の日程で昨日閉幕。政府は来年、積極的な財政政策を強化し、穏健な金融政策の柔軟性を高める方針と伝わったが、アナリストの一部からは、大規模な景気刺激策は見込めないと落胆する声も聞かれている。指標発表も気がかり。今週15日、11月の重要経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が予定されている。足元では、景気鈍化を示唆する指標公表が多かっただけに、内容を見極めたいとするスタンスが高まった。指数は終盤に入り下げ幅を広げている。
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