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30日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比769.83ポイント安
(-0.68%)の112531.52で引けた。日中の取引レンジは112308.50-114204.07となった。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。原油価格の大幅安が資
源セクターの売り手掛かり。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の売り圧力を高めた
。一方、中東情勢をめぐる緊張感の緩和が指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 3227.07 0.09%
30日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比2.89ポイント
高(+0.09%)の3227.07ポイントで引けた。日中の取引レンジは3,219.70-3,246.00となっ
た。
中盤は上げ幅を拡大させる場面もあったが、その後は前日の終値近辺まで上げ幅を縮小さ
せた。海外株高が好感され、ロシア株にも買いがやや優勢。また、中東情勢をめぐる緊張
感の緩和も好感された。一方、指数の上値は重い。原油価格の大幅下落が指数の足かせと
なった。
【インド】SENSEX指数 64112.65 +0.52%
30日のインドSENSEX指数は続伸。前日比329.85ポイント高(+0.52%)の64112.65、ナショ
ナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同93.65ポイント高(+0.49%)の19140.90で
取引を終えた。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。欧州など海外株の上昇を受け、イン
ド株にも買いが継続した。また、中東の地政学リスクへの脅威が緩和されていることも支
援材料。ほかに、中国当局が景気対策を強化していることが対中輸出の拡大期待を高めた
。
【中国本土】上海総合指数 3021.55 +0.12%
週明け30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比3.77ポイント高(+
.12%)の3021.55ポイントと5日続伸した。約2週ぶりの高値水準を回復している。
米中関係の改善期待が相場を支える流れ。中国の王毅・外交部長は10月26~28日の日程で
訪米し、バイデン米大盗聴やブリンケン国務長官などと相次いで会談した。11月に米国で
開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に合わせ、習近平・国家主席と
バイデン米大統領の会談が実現するとの見方も広がっている。ただ、全体としては上値が
重い。中東地域の地政学リスクが高まっているほか、中国指標の発表も気がかり材料とし
て意識された。中国であす31日、10月の製造業購買担当者景気指数(PMI、国家統計局な
どが集計)が公表される。
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