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25日のブラジル株式市場は4日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比666.08ポイント高(+0.55%)の122007.77で引けた。日中の取引レンジは121,343.58 - 123,009.90となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。ボベスパ指数はこの日、約18カ月ぶりの高水準を記録して引けた。利下げ期待の高まりが支援材料となったもようだ。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2023年末時点のインフレ予想が前回の4.95%から4.90%に下方修正された。また、欧米市場の上昇や米リセッション懸念の後退なども支援材料。一方、最近の上昇で足元での過熱感からやや伸び悩む展開となった。
【ロシア】MOEX指数 2975.36 +1.29%
25日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比37.89ポイント高(+1.29%)の2975.36ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,943.74 - 2,975.36となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油・通貨ルーブルの同時高がロシア株の支援材料。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、インフレ率の一段加速懸念が指数の足かせに。プーチン大統領は25日、ロシアのインフレ率が加速しており、これが社会経済の安定的な発展にリスクをもたらしていると発言した。
【インド】SENSEX指数 66355.71 -0.04%
25日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比29.07ポイント安(-0.04%)の66355.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同8.25ポイント高(+0.04%)の19680.60で取引を終えた。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。企業業績の悪化が引き続き圧迫材料となった。鉄鋼大手タタ・スチール(TATA)はこのほど、4-6月期の純利益が前年同期比92%減少したと発表。また、IT業界の税申告をめぐり、当局が新たな10万項目を追加して税徴収を一段と厳しくするとの報道も同セクターの売り手掛かりとなった。
【中国本土】上海総合指数 3231.52 +2.13%
25日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比67.36ポイント高(+2.13%)の3231.52ポイントと4日ぶりに反発した。
中国経済政策が材料視される流れ。24日開催の中央政治局会議では、下半期の政策方針として、不動産政策の緩和が示唆された。また、「資本市場を活性化させ、投資家の信頼感を高める」という考えも示している。現地メディアによると、政治局会議で「資本市場を活性化させる」との文言が盛り込まれたのは、2013年の政治局会議以来、10年ぶりという。そのほか、積極的な内需の拡大、雇用の安定化、地方債務のリスク解消を図る方針なども打ち出された。
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