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15日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比267.72ポイント高(+0.24%)の113031.98取引を終了した。111066.52から113214.20まで上昇した。
大幅安で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米金利低下が好感され、買いが継続。また、7月の経済活動指数が予想を上回ったことも過度な景気不安懸念を緩和させた。一方、指数の上値は多い。中国人民銀行(中央銀行)が予想外に利下げに踏み切ったことが世界経済への懸念が広がっていることが足かせとなった。
【ロシア】MICEX指数 2165.12 +0.83%
15日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比17.79ポイント高(+0.83%)の2165.12で取引を終了した。2139.45から2165.75まで上昇した。
中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。資源輸出大手の上昇が指数の上げを主導。通貨ルーブル安の進行が支援材料となったもようだ。また、欧米市場の上昇も支援材料。ほかに、4-6月期の国内総生産(GDP、速報)が予想を上回ったことが過度な景気後退懸念を緩和させた。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落などが足かせとなった。
【インド】
休場
【中国本土】上海総合指数 3276.09 -0.02%
週明け15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比0.80ポイント安(-0.02%)の3276.09ポイントと小幅に続落した。
中国景気の先行き不安が重しとなる流れ。取引時間中に公表された7月の経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などが予想を大幅に下回り、伸びは前月から減速した。先週12日に発表された同月の金融統計では、人民元建て新規融資額が予想を下回っている。ただ、「景気不安は経済対策につながる」との見方もあり、指数はプラス圏で推移する場面もあった。中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスも相場を支えている。人民銀は15日、金融政策ツールの「中期貸出ファシリティ(MLF)」を通じ、計4000億人民元(約7兆8900億円)を市場に供給。金利は2.75%となり、市場の据え置き予想に反し、前回の2.85%から引き下げられた。
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