【ブラジル】ボベスパ指数 115528.00 +0.12%
30日のブラジル市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比143.2ポイント高(+0.12%)の115528.00で取引を終えた。112825.5から115528.00まで上昇した。

マイナス圏で推移した後は終盤に買い戻された。ブラジル中央銀行が来月にも追加の利下げを実施するとの観測が好感された。一方、指数の上値は重い。中国発のコロナウイルス新型肺炎の感染拡大への懸念が解消されていないことなどが足かせとなった。また、通貨レアルが対米ドルで過去最安値水準で推移していることも圧迫材料となった。

【ロシア】MICEX指数 3108.58 +0.65%
30日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比20.22ポイント高(+0.65%)の3108.58で取引を終了した。3121.54から3096.31まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。米国がロシアの個人に対する追加制裁を実施したことが嫌気された。2014年のロシアによるクリミア・セヴァストポリの編入について、米国がロシア個人8人を制裁の対象に追加したと報じられた。また、中国発のコロナウイルスの伝染拡大などに対する懸念も引き続き圧迫材料。このほか、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。

【インド】SENSEX指数 40913.82 -0.69%
30日のインドSENSEX指数は小反落。前日比284.84ポイント安(-0.69%)の40913.82、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同93.70ポイント安(-0.77%)の12035.80で取引を終えた。

売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。アジア市場がそろって軟調な展開を示したことを受け、インド株にも売り圧力が高まった。また、外国人投資家(FII)の売り越しも圧迫材料。FIIはこの日、4日連続の売り越しとなった。このほか、財政赤字の拡大観測がインドの格付けに悪影響を与えるとの見方を受け、外資の流入期待がやや後退した。

【中国本土】
休場



<CS>

情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、米国がロシアの個人に対する追加制裁を実施