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11日のブラジル市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比291.86ポイント高(+0.26%)の110963.87で取引を終えた。110529.5から111226.7まで上昇し
た。
後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。利下げ期待が高まっていることが支援材料。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、慎重ムードが強い。なお、注目のFOMCでは、大方の予想通り政策金利が据え置かれた。また、ブラジル中央銀行は日本時間12日未明、政策金利を5.00%から4.50%引き下げると発表した。
【ロシア】MICEX指数 2954.40 +0.75%
11日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比22.00ポイント高(+0.75%)の2954.40で取引を終了した。2932.43から2959.12まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。海外市場の上昇が支援材料となり、ロシア株にも買いが広がった。一方、指数の上値は重い。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えるほか、翌12日に7-9月期の国内総生産(GDP、速報)が発表されるため、慎重ムードが強い。なお、注目のFOMCでは、大方の予想通り政策金利が据え置かれた。
【インド】SENSEX指数 40412.57 +0.43%
11日のインドSENSEX指数は小反発。前日比172.69ポイント高(+0.43%)の40412.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同53.35ポイント高(+0.45%)の11910.15で取引を終えた。
後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。景気対策への期待が高まっていることが好感された。物品・サービス(GST)税の新税率は引き下げられる見通しで、来年4月から適用するとみられている。また、外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことも指数をサポートした。
【中国本土】上海総合指数 2924.42 +0.24%
11日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.10ポイント高(+0.24%)の2924.42ポイントと5日続伸した。約3週ぶりの高値水準を回復している
政策期待が強まる展開。翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」が12日に終了すると伝わるなか、当局が追加の経済対策を打ち出すとの観測が流れた。不動産規制緩和の動きもプラス。報道によれば、年初からすでに30以上の都市が不動産引き締めを緩和しているという。
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