【ブラジル】ボベスパ指数 100625.74 -0.50%
2日のブラジル市場は5日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比508.87ポイント安(-0.50%)の100625.74で取引を終えた。101611.00から100625.7まで下落した。

前日の終値近辺でもみ合った後は売りに押された。連日の上昇で高値警戒感が高まり、利益確定売りが優勢となった。また、通貨レアルの下落圧力が引き続き強まっていることも圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。米中双方が通商協議に前向きな姿勢を示したことがサポート材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2773.01 +1.20%
2日のロシア株式市場は5日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比32.97ポイント高(+1.20%)の2773.01で取引を終了した。2735.11から2774.77まで上昇した。

小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。ロシア中央銀行が金融刺激策を検討するとの期待が支援材料。また、米中双方が通商協議に対して前向きな姿勢を示していることなども好感された。このほか、企業の好決算などが引き続き対象銘柄のサポート材料となった。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 2924.11 +1.31%
週明け2日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比37.87ポイント高(+1.31%)の2924.11ポイントと4日ぶりに反発した。1カ月ぶりの高値水準を回復している。

中国の景気支援策は期待される流れ。中国国務院は1日、インフラ開発プロジェクトなどを通じ、景気をテコ入れする方針を打ち出した。8月31日に発表された8月の中国製造業PMIは、前月実績(49.7)と市場予想(49.6)を下回る49.5という結果。景況判断の境目となる50を4カ月連続で割り込むなか、当局が一段の景気刺激策を打ち出すとの思惑も強まった。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値上がり、中国の景気支援策は期待される流れ