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24日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比415.2ポイント高(+0.40%)の104119.5で取引を終えた。103706.6から104570.4まで上昇した。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。米中通商協議の再開報道が好感されたほか、最近の下落で値ごろ感がやや強まった。一方、指数の上値は重い。成長予想の下方修正が引き続き圧迫材料となった。
【ロシア】MICEX指数 2682.91 -0.67%
24日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比18.15ポイント安(-0.67%)の2682.91で取引を終了した。2708.50から2677.35まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。弱い欧州経済指標が圧迫材料。欧州はロシアの最大の貿易相手であるため、一段の景気減速懸念が強まった。また、欧州と米国間の貿易摩擦の激化懸念や米中通商交渉の先行き不透明感なども圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 37847.65 -0.36%
24日のインドSENSEX指数は5日続落。前日比135.09ポイント安(-0.36%)の37847.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同59.75ポイント安(-0.53%)の11271.30で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。成長予想の下方修正が指数の足かせとなった。国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、2019年度、20年度のインド成長予想をそれぞれ0.3%下方修正し、7%と7.2%とした。また、小売大手の業績伸び鈍化なども同セクターの圧迫材料。小売大手ヒンドゥスタン・ユニリーバはこのほど、4-6月期の増収率は5%となり、7四半期ぶりの低成長を記録した。
【中国本土】上海総合指数 2923.28 +0.80%
24日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比23.33ポイント高(+0.80%)の2923.28ポイントと続伸した。
米中通商協議の再開期待が相場を支える流れ。米メディアは23日、「ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官が29日に訪中する」と報じた。対面協議の再開は、6月の米中首脳会談以来となる。中国の景気テコ入れ策もプラス。国務院(内閣に相当)は23日、消費促進を巡る「部際聯席会議制度(部門間合同会議制度)」を導入し、専門チームを立ち上げると発表した。
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