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8日のブラジル市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比440.7ポイント高(+0.42%)の104530.2で取引を終えた。103988.00から104679.3まで上昇した。
おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。年金改革案が下院特別委員会で承認されたことが引き続き好感され、ブラジル市場への資金流入が継続した。一方、指数の上値は重い。ボベスパ指数が連日で過去最高値を更新しており、高値警戒感から伸び悩む展開となった。また、米利下げ期待の後退も引き続き圧迫材料となった。
【ロシア】MICEX指数 2822.55 -0.45%
8日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比12.80ポイント安(-0.45%)の2822.55で取引を終了した。2823.67から2806.97まで下落した。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。好調な米雇用統計に伴う米利下げ期待の後退を受け、ロシアなど新興国からの資金流出懸念が強まった。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料。ほかに、MOEX指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、高値警戒感が引き続き強い。
【インド】SENSEX指数 38720.57 -2.01%
8日のインドSENSEX指数は続落。前日比792.82ポイント安(-2.01%)の38720.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同252.55ポイント安(-2.14%)の11558.60で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。この日のアジア市場がそろって軟調な展開を示したことを受け、インド市場にも売り圧力が高まった。また、好調な米雇用統計に伴う米利下げ期待の後退を受け、インドなど新興国からの資金流出懸念が高まった。
【中国本土】上海総合指数 2933.36 -2.58%
週明け8日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比77.70ポイント安(-2.58%)の2933.36ポイントと反落した。
米中貿易問題の不透明感が強まる流れ。中国政府系メディアは5日のブログを通じ、「中国側が米国からかなりの量の食料・農産物の輸入を開始することで合意したという報道が流れているものの、これは確定事項でない」と指摘するなど、米中対立の深さが意識された。これより先、中国商務部は4日、「通商合意に達するためには、米国はこれまでに課した関税を撤廃しなければならない」との認識を示している。貿易協議は近く北京で再開される予定。成り行きを見極めたいとするスタンスが買い手控えにつながった。
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