(1) 「メディネットの強み・経験を最大限に活かした成長」 a) 特定細胞加工物製造受託の拡大 新規加工技術を生かした取り組みの進捗は以下のとおり。 ・毛髪再生に係る新たな特定細胞加工物(S-DSC)は2024年8月より受託製造を開始。 ・脂肪由来間葉系幹細胞(ASC)は凍結製品へ変更及び自社製造体制の確立を図り、2025年9月期第4四半期には加工受託を開始予定。 ・歯科領域における新たな骨造成治療法のセルアクシアとの共同開発を推進。早ければ来年の臨床研究の開始に向け、現在各種のデータを取得中。 b) CDMO事業の基盤強化 ヤンセンファーマの治験製品「カービクティ点滴静注」の製造受託が順調に推移した。また、同市販製品の製造受託も目指し取り組んでいる。併せて、これまで蓄積してきた実績や経験を生かし、新たなCDMO案件の獲得を強化。 c) 再生医療等製品の開発の加速化と新規シーズの育成 ・九州大学との共同研究(α-GalCer/DC)について、慢性心不全患者を対象とした医師主導第IIb試験は主要評価項目で未達となり、「開発中止」を決定。 ・研究開発段階の各テーマの早期のステージアップと新規の開発候補品の獲得。