AIソリューション事業の売上高は前年同期比78.5%増の12.00億円、セグメント利益は0.42億円(前年同期は0.02億円の損失)となった。AIインテグレーションサブセグメントは、商流改善や単価上昇により全体の粗利率が改善し、粗利額が増加した。また、2024年9月に遊技業界へAI技術を利用したソリューションを提供することを目的に資本業務提携したゲームカード・ジョイコホールディングスより、DX/AI案件開発/保守業務を受注し、業務提携が進行中である。また、生成AI関連の開発需要増に伴い、AI導入をゼロからサポートする月額制のAI開発サービス「AIラボ」が、安定的に受注を拡大しており、これまでDXで出遅れていた建設・製造・飲食業界を中心に拡がった。AIプロダクトサブセグメントは、LINE WORKS上でアルコールチェックを完結できる「アルろく for LINE WORKS」は、9月にスマホ承認機能を追加するとともに、大手販売パートナーとの販売提携がスタートし一層の販売拡大に努めている。エンジニアリングサブセグメントは、自動車業界内で品質・認証に係る問題があったものの、全体の生産台数は好調に推移しており、新車/新技術の開発意欲も旺盛で、トヨタグループとの取引は高稼働の維持により収益性は安定しており、業界における価格転嫁環境も改善している。11月に港区芝浦に当社本社オフィスを移転し、移転による償却期間変更に係る減価償却費増加も含めた移転費用は約24百万円発生したが、第2四半期以降の販管費は当該移転費用が発生しないため、改善が見込まれる。
GPUサーバー事業の売上高は前年同期比19.5%減の1.66億円、セグメント利益は0.12億円(前年同期は0.28億円の損失)となった。9月には、生成AIを開発するITベンダーやAI開発者向けに特化したGPUサーバーである「GPU Server for AI」の提供を開始、さらに技術顧問にNEC初代スパコン開発者の久保江氏を迎え、生成AIをオンプレミスで利用できるAIサービス開発の態勢が整った。当第1四半期累計期間においては、季節性により前年同期と同様に販売が低下する時期にあり、計画通りに推移し、営業損益は営業損失で着地した。また、米国大統領選による暗号資産相場が上昇し、保有暗号資産の評価益が営業外収益に計上されたことで、経常利益は黒字転換した。