a) 積極的なM&A・出店による規模の拡大 店舗数については自力出店で年間10~20店舗を行い、M&Aにより年間30~40店舗を獲得していくことで拡大を続けていく。出店ターゲットとするエリアは3大都市圏を中心に人口の多いエリアとなり、ドミナント出店による効率的な店舗数拡大と高収益が期待できる店舗の開発を進めていく。M&Aについても同様で、主要都市部において地域連携を取りやすいところを対象に進める方針だ。
b) 収益とコスト両面から改善 収益性の向上施策としては、従来と同様に既存店における処方箋応需枚数の増加や技術料単価の向上、生産性の徹底的な見直し、コストのゼロベースからの見直しに取り組む。処方箋応需枚数の増加に向けた取り組みとしては、地域のかかりつけ薬局としての機能だけでなく、市販薬や介護、食事・栄養摂取など、健康に関する様々な相談を受けられる「健康サポート薬局」の取り組みを強化している。また、LINEの公式アカウントを活用して2022年4月から処方箋予約受付サービスを開始し、即日配送サービスやオンライン服薬指導、お薬手帳自動連携機能、処方箋の受付から決済までをスマートフォンで完結できるモバイルオーダーシステムなどの提供を順次開始し、顧客の囲い込みを進めていく。オンライン薬局「どこでも薬局」の開局もその戦略の1つとなる。