*11:08JST 伸和HD Research Memo(8):ドミナント出店加速、東北・北関東エリア進出、冷凍食品事業強化を推進 ■伸和ホールディングス<7118>の成長戦略

1. 成長戦略
同社は中期経営計画を公表していないが、成長戦略として北海道内におけるドミナント出店の加速、東北・北関東エリアへの進出、冷凍食品事業の強化を推進する。

北海道内におけるドミナント出店では、飲食事業の主力ブランド「炭火居酒屋 炎」が、「大都市×繁華街」「地方都市×繁華街」「地方都市×ロードサイド」といった多様なエリア・ロケーションでの出店モデルを確立しており、今後は主に北海道内の地方都市において加速させる方針だ。なお「地方都市×ロードサイド」のロケーションでは代行無料サービスを提供(一定額以上の売上が必要)し、ファミリー層などロードサイドでの集客に成功している。

また、地方都市における店舗運営ノウハウが豊富である強みを生かし、北海道以外のエリア、特に東北・北関東エリアへの進出を推進する。特に東北エリアについては、北海道内において物販事業の主要な既存出店先である大手スーパーマーケットチェーンが店舗網を有しており、同店舗への物販事業の出店を起点として、飲食事業の出店にもつなげていく計画としている。

冷凍食品事業の強化では、自社ブランド冷凍食品の企画・販売を強化することにより、食の全業態(外食・中食・内食分野)をカバーする企業として、内食分野である卸売事業も第3の柱に育成する方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 伸和HD Research Memo(8):ドミナント出店加速、東北・北関東エリア進出、冷凍食品事業強化を推進