*14:29JST Institution for a Global Society---文部科学省の実証事業に採択 Institution for a Global Society<4265>は4日、文部科学省の「令和6年度 次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進(最先端技術及び教育データ利活用に関する実証事業)」に採択されたと発表した。

同社は、生徒の非認知能力を測定する「Ai GROW(アイ・グロー)」や数理科学的なスキルを測定する「数理探究アセスメント」で得られるデータを活用し、生成AIがクラスや学年単位での「総合的な学習(探究)の時間」をはじめとする探究学習の指導案を自動生成する新しいモデルを開発している。

同実証事業では、生徒の非認知能力や数理科学的スキルのデータを基に、先生の負担軽減と生徒一人ひとりに合わせた探究活動の実現を目指す。同社は、10月から11月に、宝仙学園順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校で、中学1年生の7クラスを対象にした実証授業を実施した。この授業では、生成AIが「Ai GROW」のデータを基に作成した指導案を活用し、新たな視点からの授業設計やアプローチが導入され、生徒の積極性向上や教員の準備時間削減といった成果が報告されている。

同社は引き続き、教育データと生成AIの利活用を通じて、生徒の潜在能力を最大限に引き出す探究型学習を支援し、教育現場の負担を軽減する活動を拡大していく。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 Institution for a Global Society---文部科学省の実証事業に採択