矯正歯科技工物の製造方法は、歯形を取る材料で歯形を取った後に歯科技工士が手作りで技工物を製造する方法(アナログ製造)と、口腔内スキャナーで口腔内のデジタルデータを採取して 3DCAD や 3D プリンター等を使って技工物を製造する(デジタル製造)に分けられている。事業セグメントは、歯科矯正事業の単一セグメントだが、2024年6月期における売上高構成ではアナログ製造製品54%、デジタル製造製品31%、商品売上15%。また、エリア別構成比では、国内売上高95%、海外売上高5%。受注経路は紹介/口コミやHP/SNSなどのインバウンド型が92%、アウトバウンド営業は8%にとどまっている。
国内では、歯科医療機関から受注するが、歯科医療機関発行の歯科技工指示書に基づくオーダーメイドに対応しており、製造はグループ内で対応する一方で、汎用的な製品は協力先に外注可能な体制を構築している。一方、海外では、米国・オーストラリア・EU・アジア等から歯科矯正技工物を受注して本社へデータ転送、マニラ製造拠点活用による最適地生産体制、DHLによる国際輸送し、グローバルアカウントを一括管理している。2024年4月に設立した米国現地法人ASO International USAを将来的にグローバルデータセンターにする予定。