3. 生成AI活用ソリューションの提供を開始 生成AIをセキュアに管理しながら活用できるサービスを開発し、2024年9月より「WorQu for GAI(ワーク フォー ジーエーアイ)」として提供を開始した。企業での生成AI導入はセキュリティ面などの懸念が大きく、組織的な管理機能も乏しいため、導入はまだ広がっていない。同社は、生成AI市場は今後大きな成長が期待できると判断しており、セキュリティや管理機能を補完したサービスを提供することで、企業の不安を払拭し、生成AI領域で需要を開拓する考えだ。サービス提供にあたっては、価格面で競争力を持たせる計画である。登録者数による課金ではなく、同時接続ライセンス方式によるライセンス契約を採用することで、明確なアドバンテージを築く。短期的には「WorQu for GAI」の顧客層を拡大して収益を上げることが目標だが、同サービスを開始することにより、同社の技術的なアピールとして「AIを活用した開発ができるSIer企業」という訴求効果を狙う。この効果を活用し、主要ビジネスである「個別のSI開発」の受注に結びつける考えだ。