a) 障がい者雇用支援サービス 障がい者雇用支援サービスの売上収益は前期比15.9%増の8,000百万円、営業利益は1ケタ台の増益を見込んでいる。営業利益率は前期の約36%から約33%に低下する見通し。下期も4農園を開設する予定だが、うち3農園が屋内型で立ち上げ負担増が続くほか、売上構成比の変化も利益率の低下要因となる。売上収益の内訳を見ると、設備販売が同5.2%増の2,460百万円、運営管理収入が同27.8%増の4,992百万円、人材紹介料他が同16.5%減の547百万円となる。
b) 広域行政BPOサービス 広域行政BPOサービスの売上収益は前期比7.6%増の1,495百万円、営業利益は100百万円程度を計画している。自治体の2024年度予算の案件獲得が進んでおり、第3四半期に約400百万円、第4四半期に約650百万円の売上を見込んでいる。既に8割程度は受注済みであり、残りを今後の営業活動で受注することになる。また、下期は新たに1~3センターを開設する計画で、期末のシェアード型BPOセンターは23拠点となる。今後もアウトソーシングニーズの強い中小規模の自治体を中心に、拠点数を拡大する方針だ。
c) 環境経営支援サービス 環境経営支援サービスの売上収益は前期比50.6%増の1,430百万円、営業利益は同20%増の600百万円程度を計画している。CDP回答支援の納品時期が第4四半期に集中するため、売上収益は第3四半期に約100百万円、台4四半期に約900百万円となる見込みだ。また、環境経営に取り組む企業が増えるなかで、温室効果ガス排出量算定支援やTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)開示支援、LCA算定支援※など、各種支援サービスの需要も拡大する見通しとなっている。さらに、自治体向けコンサルティングサービスについても順調に受注が積み上がっており、売上収益で180百万円を見込んでいる(2024年11月期は30自治体を目標)。