基本方針「SDGsを推進する」については、2024年2月にサステナビリティ基本方針を定め、SDGsの取り組みを加速している。基本方針は、「当社グループは、コーポレートスローガンである「Design for the future 人とデジタル技術でより良い社会を実現する」のもと、顧客課題の解決につながる技術・サービスの提供を通じて、社会の持続的な成長に貢献してまいります」とした。ダイバーシティ&インクルージョンの推進としては、外国人、女性、障がい者、シニアを含むあらゆる人が働きがいを感じ、活躍できる職場環境づくりを第7次中期経営計画に引き続いて推進する。女性活躍推進については、いちごアクションのスローガンの下、女性管理職比率を2025年までに15%(=いちご)以上とする目標を掲げており、2023年3月末の7.3%から2024年3月末には9.8%となり、足元では11.1%と着実に成果をあげている。ちなみに、同社には6つの事業部、本部があるが、そのうちの1つに女性の事業部長が2023年4月に初めて誕生している。脱炭素社会等の実現に寄与するESG投資については、2024年3月期には東京都の東京グリーンボンド、横浜市のESG債(サステナビリティボンド)へ投資した。自治体のエネルギーの脱炭素化、持続可能な資源利用によるゼロエミッション化、グリーン・ソーシャル適格プロジェクトの達成等に向けた取り組みへの支援を継続する。温室効果ガス排出量削減については、2024年2月にSBT認定取得に向けたコミットメントレターを提出し、2年以内にSBT認定取得を目指すことを表明した。障がい者雇用支援等をはじめとした地域貢献については、福祉分野において杉並区障がい者職場実習支援を継続することで参加者の就労支援に寄与していくほか、教育分野では、杉並区の小学生・先生に配布されるキャリア教育のための副読本「小学生のためのお仕事ノート」に、同社のシステム開発事業をイラスト・写真を多用してわかりやすく紹介する等、地域社会と連携した取り組みを進めている。また、本社の移転に伴って、障がい者の相談に対応できる専門スタッフが駐在するサテライトオフィスも設置する予定である。