*17:42JST オプティム Research Memo(2):2024年3月期は、過去最高の売上・利益を達成(2) ■要約

4. 今後の見通し
2025年3月期の連結業績については、売上高で前期比10.3%増の11,300百万円、営業利益で同0.5%増の1,950百万円を予想する。売上高については、前期と同水準の成長率(前期は10.4%)で、創業来25期連続となる過去最高売上高を目指す。モバイルマネジメントサービス市場が順調に拡大するなか、優位なポジションを確保しているオプティム<3694>の主力製品・サービスが伸びることでストック売上が増加する傾向は、2025年3月期も継続すると想定される。X-Techサービスについては、優先度の高い“キラーサービス”で積極投資及び販売強化を実行し、将来的な安定成長を支えるストック売上の底上げを図る。特に、アグリテックのドローン農薬散布サービスやオフィスDXの文書管理系サービスなどは大幅な成長を実現させるべく積極的な投資を進めており、大きな成果が期待できる。過去24期にわたって増収を続けてきており、安定した成長を実現できるビジネスモデルである点で2025年3月期の売上計画も信頼できる。利益については、積極的な成長投資を行いながらも過去最高営業利益を目指す。弊社では、魅力的な投資案件があった場合などの特殊な要因があれば別だが、オーガニックな成長を前提とすれば、積極的な成長投資を継続しながらでも十分達成可能な利益予想であると考えている。

■Key Points
・独自のAI・IoT・Roboticsの技術で人材不足が深刻化する業界のイノベーションを目指す注目ベンチャー企業。各分野でNo.1ソリューションを多数保有
・2024年3月期は主力の「Optimal Biz」の安定成長に加え、各産業向けX-Techサービスが大幅伸長し、過去最高の売上・利益を達成
・極めて安全性の高い財務状況。将来的なM&Aなどにも余力を残す
・“第4次産業革命の中心的な企業となる”べく成長投資を継続。アグリテックやオフィスDX分野への戦略投資を計画

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 オプティム Research Memo(2):2024年3月期は、過去最高の売上・利益を達成(2)