a) 安全性の点から、緊急ブレーキ搭載機種の水平展開を推進する。作業中の建機の進行方向に人や障害物がある場合に緊急停止する機能について、国内主要機種へのオプション設定は完了(緊急ブレーキ装着率は中型ローラで約3割)しており、今後は海外市場へ水平展開していく方針である。
b) 転圧管理システム(CCV付)による締固め品質の向上を目指す。工事管理者と現場をリモートでつなぎ、リアルタイムで締固め品質の確認と管理(転圧回数等)を可能にした。2022年10月には国土交通省により「ICT建設機械等認定制度」に認定された。
c) 自律(無人)走行式ローラの製品化により生産性向上を目指す。自動操縦標準機開発プロジェクトにおいて複数ゼネコンとの現場実装試験を通じた製品化を推進する。具体的には、無人施工により安全な施工現場、効率的な締固め作業による生産性の向上、施行現場のCO2削減、オペレーターの技量によらない品質の安定化と向上を目指す。