同社は、国立大学法人岩手大学の冨田浩史教授と共同で、データ通信の基幹技術である信号制御技術を応用し、世界で100万人以上と推定される網膜色素変性症により中途失明した人に光を取り戻すための視覚再生プロジェクト「NEW VISION」を推進している。その中で、同社の色信号制御アルゴリズムによるスマートグラス(頭部装着型映像提示プリズムグラス)は、日本及び米国での特許取得に続き、欧州5ヶ国や中国、香港及び台湾においても特許登録が完了した。こうした色信号を制御して脳に伝送する有機物制御技術は、まさにヒューマンオーグメンテーション(HA:テクノロジーによって人間の能力を拡張すること)といえ、同社は、テクノロジーと人間が一体化し時間や空間を超えて相互に能力を強化するIoA(Internet of Abilities)の分野までを視野に入れて事業展開していく考えである。