*15:24JST システムサポート Research Memo(4):2024年6月期第2四半期累計業績は2ケタ増収増益を達成 ■業績動向

1. 2024年6月期第2四半期累計の業績概要
2024年6月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比15.5%増の10,635百万円、営業利益で同19.0%増の883百万円、経常利益で同18.7%増の899百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同20.9%増の614百万円といずれも会社計画を上回る増収増益となり、連続で過去最高業績を更新した。

物価上昇や円安進行、中東情勢の緊迫化などの影響が懸念され、先行き不透明な状況が続くなかでも、企業の省力化推進や業務効率向上を目的としたDXに対する取り組みは活発で、情報システムのクラウドシフトや生成AIやIoTの活用といった新たなソリューションの需要が拡大するなど、システムサポート<4396>を取り巻く事業環境は良好であった。なかでも、クラウドインテグレーション事業の売上高が前年同期比39.5%増と大きく伸長し、業績のけん引役となった。

利益面では、売上構成比の変化や増収効果によって売上原価率が前年同期の72.9%から72.7%に低下し、売上総利益が同16.0%増の2,900百万円となった。人件費や採用費、研究開発費等を中心に販管費が同14.8%増となったが、増収効果で吸収し、営業利益率も前年同期の8.1%から8.3%に上昇した。また、会社計画比ではシステムインテグレーション事業の業績が若干下回ったものの、クラウドインテグレーション事業を中心にその他の事業セグメントはすべて上回り、通期計画達成に向けて順調な進捗となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 システムサポート Research Memo(4):2024年6月期第2四半期累計業績は2ケタ増収増益を達成