*12:41JST ファインデックス---欧州・中東・アフリカ地域へ同社開発の視線分析型視野計「GAP」を出荷開始 ファインデックス<3649>は11月30日、同社開発製品である視線分析型視野計「GAP」の欧州・中東・アフリカ地域への出荷を、当地域における総発売元であるレクザム社(本社:大阪市)を通じ、2023年12月1日より段階的に開始すると発表。本製品はレクザムのOEM製品として「FIELDNavigator」の名称で約50ヵ国にて販売される予定であるとしている。

本製品はMDR*1への適合及びPMDA*2への製造販売届出を完了しており、主な失明原因のひとつである緑内障の早期発見に貢献する医療機器として期待されている。2021年の発売以来、その効率性、利便性、検査結果の正確性において、多くの眼科医や医療従事者から高い評価を得ている。

出荷先である欧州地域は、中国・インドに次いで多くの緑内障患者を抱えており、2020年にはその数が約1,400万人に上るなど、増加傾向。また、アフリカ地域では成人人口に対する緑内障の割合が世界で最も高く、約600万人が緑内障を患っているとしている*3。

同社は当製品の海外展開を事業の成長ドライバーのひとつと位置付けると同時に、社会的意義の大きさからその達成を使命と考えており、本製品による視野検査の普及を通じてひとつでも多くの視野疾患を発見し、各国の医療サービス・医療アクセスの向上に寄与することで、社会への責務を果たしていくといしている。


*1 MDR (Medical Device Regulation): 2021年5月26日より適用となった、欧州連合の新たな医療機器規制。
*2 PMDA (Pharmaceuticals and Medical Devices Agency) :独立行政法人 医薬品医療機器総合機構。医薬品などの健康被害救済、承認審査、安全対策の3つの役割を一体として行う、日本の公的機関。
*3 出典:The International Agency for the Prevention of Blindness (IAPB), Glaucoma blindness in Africa by Dr. Nkiru Kizor-Akaraiwe

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情報提供元: FISCO
記事名:「 ファインデックス---欧州・中東・アフリカ地域へ同社開発の視線分析型視野計「GAP」を出荷開始