米国で法曹分野のSNSプラットフォーム「JURISTERRA」の開発・運営を行うCREEK & RIVER Global, Inc.(出資比率100.0%)や、新規ビジネスの立ち上げ支援を行うきづきアーキテクト(株)(同70.0%)は若干の増収増益となった。ブランドマーケティング事業を展開する(株)forGIFT(同77.5%)は増収となり、新サービスとなるアパレル3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)サンプル制作サービス「sture(ストゥーラ)」のマーケティング活動を展開した。同サービスは同社の開発スタジオで蓄積してきたゲームの3DCG制作技術とファッション分野の知見を融合したサービスである。顧客側のメリットとしては、サンプル制作時間の短縮や経費・廃棄ロスの削減による製造コストの低減が挙げられる。顧客企業では一部のブランドから導入を開始し、徐々に利用範囲を広げつつあるようだ。月額売上規模はまだ数百万円程度と小さいが、顧客が広がってくれば収益貢献するものと期待される。
2022年4月に新設したコネクトアラウンド(出資比率100.0%)では、農業分野でのテクノロジーを活用したダイバーシティ&インクルージョン及び農業を基軸とした地域雇用の促進等を目指している。2023年2月に屋内栽培と2次加工品の製造・販売を行う6次化農業ビジネス「Fun Eat Makers」事業を神奈川県川崎市内の施設で開始した。障害者雇用を組み合わせたビジネスモデルであり、今後はFC展開も視野に入れている。さらに、地方創生ビジネスの一環として、2024年7月の竣工を目途に福島県大熊町にスマート農業施設「Fun Eat Makers in Okuma」を開設する計画である。同施設は「高付加価値農業生産エリア(ミニトマト、無農薬栽培リーフレタス)」と「食を楽しむエリア(レストラン)」「様々なプロフェッショナルがつながるワーケーション滞在エリア」の3つのエリアで構成する建物と、地域の人々がつながる半屋外エリア及び屋外エリアで構成されており、建設費用等は国の補助金で賄われる。