営業利益と経常利益については、売上総利益の減少に加えて、経済の正常化に伴って戻りつつある旅費交通費や通信費、中長期成長を睨んで先行投資した人件費やIT関連投資など販管費が増加した影響で、前期比2ケタの減少となった。親会社株主に帰属する当期純利益については、2020年から取り組んできた韓国の2ヶ所の大型陸上風力発電事業において、子会社のDONG BOK ENERGY CO.,LTD.については、建設予定地の都市計画条例改訂により当初見込んでいた計画及び開発が著しく困難になったと判断したこと、関連会社のGoheung Wind Power Co., Ltd.については、開発許可が進まないことから株式売却の検討を開始したことにより、保有する固定資産の減損処理など2,762百万円の特別損失を計上、営業利益や経常利益を上回る幅の減少となった。なお、期初計画との比較では、売上高で32,254百万円の超過達成、営業利益で1,605百万円の未達となったが、売上超過達成は石油類やLPガスの販売単価上昇、営業利益の未達は電力の調達コスト高に対応した価格転嫁の遅れや販管費の増加が主因である。