a) 障がい者雇用支援サービス 障がい者雇用支援サービスの売上高は前期比25.9%増の5,762百万円と計画(5,500百万円)を上回り、営業利益も同20.2%増、374百万円の増益となった。ESG経営の一環として同社のサービスを通じて障がい者雇用に取り組む企業が増え、契約企業数は前期末比95社増加の512社となった。また新規顧客だけでなく、既存顧客からの追加発注も増加したことも高成長につながった。
b) ロジスティクスアウトソーシングサービス ロジスティクスアウトソーシングサービスの売上高は前期比6.1%増の1,338百万円と増収基調が続いたものの、計画(1,427百万円)に対してはやや下回った。既存顧客のうちリピート通販事業者(健康食品・化粧品等)の荷動きが、販売規制強化の影響で低調に推移したことや、収益性改善に向けて低採算案件の整理を進めたことが主因だ。新規営業による顧客開拓も着実に進んでおり、営業利益率も前期の10%台から12%に上昇し、2期ぶりの増益に転じた。
c) 採用支援サービス 採用支援サービスの売上高は前期比5.0%減の586百万円と減収に転じ、計画(641百万円)を下回った。営業利益も数千万円の減益になったと見られる。主要市場である飲食業界におけるアルバイト・パートの求人件数は2022年11月期第1四半期を底に回復傾向となったが、コロナ禍により求職数の低迷が長引いていることが減収要因となった。外国人留学生が減少していることも求職者数減少の一因になっていると考えられる。ただ、四半期ベースで見れば第3四半期以降は増収に転じており、2023年11月期に向けては明るい兆しが見え始めた。