EC支援事業の売上高は同2.2%減の31.30億円、セグメント利益は同26.5%減の8.23億円となった。月額制ネットショップ作成サービス国内店舗数No.1「カラーミーショップ」においては、全国の優れたネットショップを表彰するコンテスト「カラーミーショップ大賞2022」を3年ぶりに実会場で開催したほか、無料で海外販売を始められる「Buyee Connect for カラーミーショップ」などのアプリストア強化を実施した。契約件数は、初期費用無料・月額利用料無料でネットショップを開設できるフリープランの利用が増加し50,663件(前期末比9.3%増)となった。また、2022年4月に実施した価格改定の効果により、月額有料プランの顧客単価は4,146円(前期比18.8%増)となった。オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」においては、サービス初となるアクリルキーホルダーや拡大するペット産業市場に参入するためドッグTシャツなどの新規アイテムの取り扱いを開始し、登録会員数は135万人(前期末比27.5%増)となった。一方で、消費動向の変化による影響を受け、当年度における流通金額は26億円(前期比16.3%減)となった。
ハンドメイド事業の売上高は同1.2%減の16.50億円、セグメント利益は同63.5%減の0.82億円となった。ハンドメイドマーケット「minne」では、新カテゴリーとなる「アンティーク・ヴィンテージ」アイテムの取り扱いを開始したほか、「HandmadeMAKERS' with minne byGMOペパボ」へのブース出展やハンドメイド作品コンテストを藤久株式会社と共同開催するなどリアルイベントを強化し、作家・ブランド数は85万人(前期末比6.4%増)となった。利用者の購入を促進するためのキャンペーン等の販促強化を実施したが、消費動向の変化による影響を受け、当年度における流通金額は150億円(前期比0.5%減)となった。また、資源・エネルギー価格の高騰によるインフラ等のコストが増加した。